愛知県にある名古屋鉄道津島線の駅、津島駅から県道129号線に沿って歩くこと徒歩20分足らず、参道の右手に大きな銀杏の木が見えると、大きな鳥居が見えます。
ここが、かつて八坂神社と並び牛頭天王を祭神とした津島神社です。
今は須佐之男命(スサノオノミコト)を祀り、この地域の鎮守となっています。
こちらのお社は「尾張造」というこの地方特有の神社建築が用いられていることで知られ、本殿(後)、祭文殿(中)、拝殿(前)を一直線に配して回廊で繋いだ左右対称の建築様式を特徴とし、こちらと「国府宮」こと尾張大国霊神社のお社ともに尾張造の代表格です。
また、七月の第四土曜日と翌日に行われる「尾張津島天王祭」は、大阪の天満天神祭、厳島神社の管絃祭と並び日本の三大川祭の1つに数えられる程有名です。
この祭り(朝祭)で使用される山車の模型が境内にあり、見学することができます。
そんな津島神社の御朱印や御朱印帳などについて紹介していきます。
津島神社の御朱印受付時間や場所
津島神社の御朱印受付場所は、楼門の隣にある社務所にていただけます。
授与される時間は9:00~16:00となります。
津島神社の御朱印
社務所には御朱印の見本が展示され、ホームページやFacebook、インスタグラムにて常に最新の御朱印の情報が公開されています。
なお、通常の御朱印のみ御朱印帳に揮毫され、他は書置きとなります。
津島神社の通常御朱印
特徴的なのは中央の上に「副印」という季節または行事毎に違う印を押すことであり、その下の「神社印」は変わりません。
右上には「全国天王総本社」の印があり、左側に日付のみが揮毫されています。
初穂料300円です。
この御朱印には季節・時期によって神社印の上にある「副印」が変わります。
5月は「藤の花」でした。
津島神社の特別御朱印
初穂料500円です。
この特別御朱印も期間限定となり、授与される場合はインスタグラムやフェイスブックで情報が発信されます。
5月の訪問時拝受したのはスサノオの御朱印でした。
上部には「無病息災」、右側に「全国天王総本社 津島神社」と揮毫されます。
津島神社の限定御朱印
初穂料700円です。
見開きの御朱印ではありませんが高額になります。
通常の御朱印をベースに上部に大きく季節ごとの花をあしらうようです。
時期によっては一日限定の「朔日(おついたち)参り」限定の御朱印もあります。
こちらもインスタグラムとフェイスブックで新作の情報が公開されています。
津島神社オリジナル御朱印帳のデザイン・サイズや価格
鳥居と楼門の御朱印帳
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津島神社の赤い鳥居を表面に描いた御朱印帳です。
鳥居の後方には重文の楼門が描かれ、表裏の周囲には藤の花を描き、裏側には津島神社の神紋である「木瓜紋」が描かれています。
大判サイズで初穂料1,500円となり、御朱印代は別となります。
尾張津島天王祭の御朱印帳
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尾張津島天王祭の様子を描いた御朱印帳です。
表面が「朝祭」裏面が「宵祭」のデザインになっています。
中央の大きな円に祭りの様子が描かれ、その周囲には雲と茜色の空のような表現があり、御朱印帳とかれた場所は黒色で縁取りされています。
こちらも大判サイズで初穂料1,500円となり、御朱印代は別となります。
津島神社へのアクセス&駐車場情報
津島神社へのアクセス
名鉄津島駅から徒歩15分から20分程です。
津島駅前の看板にそって道沿い(県道129号線)を進みます。
すると右手に大きな銀杏の神木が見えてきます。
鳥居は正面の先に見えます。
津島神社の駐車場
津島神社の駐車場は、2箇所あります。
楼門前の駐車場
この鳥居と社標が目印です。
津島駅から県道129号線を進んで見えてくる鳥居の先、楼門と神橋を結界として、駐車スペースがあります。
こちらがメインの駐車場のようです。
神門前の駐車場
この南鳥居と社標が目印です。
県道129号線の南側にある県道69号(県道129号線の「天王通り」交差点を左折すると見えてくる道路)を進むと、左手に社号と鳥居が見えてくるので、その鳥居をくぐり、現在は営業休止している観光センターの奥からが駐車スペースです。
津島神社へはバス路線がありませんが、津島神社では初詣など人の多い時期には「臨時駐車場」や津島駅から「臨時バス」が運行されるようです。
詳しくは、ホームページにて随時お知らせされます。
津島神社周辺御朱印巡り
津島神社の周辺には元神宮寺の「宝珠院」をはじめ複数の寺院や神社で御朱印をいただけます。
合計で津島市内19の寺院を巡ることができ、公式サイトもあります。
その中で4つ紹介いたします。
宝珠院
宝珠院の詳細 | |
住所 | 愛知県津島市神明町2番地 |
電話番号 | 0567-25-4154 |
公式HP | http://houjyuinn.net/ |
公式SNS | X |
宝珠院の御朱印は複数あり、すべて書置きとなります。
新しい御朱印は上記の公式ホームページやXで随時紹介されます。
授与所前にも見本が展示されており、欲しい御朱印の番号をお伝えします。
常設の御朱印、月替わりの御朱印、十二神将、十二天の他様々な御朱印があります。
宗龍寺の御朱印
不動明王と弘法大師の御朱印がメインです。
ご住職不在の場合は書置きですが、ご住職が在寺されていれば御朱印を揮毫していただけます。
観音寺
観音寺の詳細 | |
住所 | 愛知県津島市天王通り6丁目43番地 |
電話番号 | 0567-26-3932 |
公式HP | https://www.kannonji81.com/ |
公式SNS | X |
観音寺は津島神社の向かう参道の近くにあり、津島駅からも近いです。
授与所は本堂内部または、入り口の納経所となりますが、後者は住職がいる時のみ開いているようで、本堂にて書置きの御朱印をいただくことが主流となります。
本堂は弘法大師石像のそばを過ぎた先にあります。
こちらも様々な種類があり、すべてを紹介することはできません。
基本となる通常の御朱印は四種類から五種類ほどあり、すべて書置きとなり、本堂にあるファイルの中に挟まれており、セルフサービス形式です。
これらは御朱印料500円です。
こちらの寺院においても御朱印帳があります。
なお、こちらの寺院では御朱印が郵送対応されています。
詳しくはホームページをご覧ください。
市神社の御朱印
先ほど紹介した「宗龍寺」からこの寺へ向かう途中には「市神社」もあり、こちらも種類が豊富です。
こちらも基本的に書置きで、初穂料は300円から1,000円までと種類が豊富です。
なお、これらの寺社には駐車場がありますが、非常に小さいです。
さいごに
津島神社の中には御朱印こそありませんが、境内の摂社・末社をめぐる「六社参り」というものがあります。
これらの神社は広く境内に分布し、多くが御祭神の「須佐之男命」の荒魂・幸魂・奇魂を祭神としており、津島神社をすべて参拝するのにうってつけの参拝方法だと思います。
また、授与品のなかに須佐之男命を描いた「悪疫退散門札」や、須佐之男命と同一人物とされる「素民将来」に因んだ「素民将来守」というお守りなどがあり、須佐之男命好きにはたまらないものとなるでしょう。
津島神社の詳細 | |
住所 | 愛知県津島市神明町1 |
電話番号 | 0567-26-3216 |
公式HP | https://tsushimajinja.or.jp/ |
公式SNS | X Facebook Instagram |