小樽運河を背に西へと向かった先にある鳥居をくぐり、階段を上った場所に鎮座しているのが、今回ご紹介する龍宮神社です。
龍宮神社が鎮座する場所は、もともとアイヌ民族が祭場としていた場所で、航路安全や豊漁を願って祭事を行っていたと言われています。
そんな古くから祈りの場でもあったこの場所に、こじんまりとして静かに佇む龍宮神社を建立したのは、北海道と深い繋がりのある榎本武揚。
そのため、龍宮神社には榎本武揚の銅像が置いてあり、榎本武揚が隕石を材料にして作らせた「流星刀」が奉納されたりと、榎本武揚ゆかりのものがたくさんあります。
そんな龍宮神社でいただける御朱印を紹介していきましょう。
龍宮神社の御朱印受付時間や場所は?
龍宮神社の御朱印は、神社へと続く階段をのぼった途中のところにある社務所でいただけます。
この、神社へと続く階段を見落とすことはないと思います。
鳥居をくぐってまっすぐのところにありますし、階段前にはこういう萌え系の幟も立ってますし。
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私が参拝した時はこんな幟、なかった気もしますが…。
龍宮神社の拝観時間が8:30~17:00までなので、この間なら御朱印を頂けるかと思います。
私が参拝したのは2月の夕方ということもあって、境内に人気はなく、5分から10分ほどの待ち時間でいただくことができました。
静かな神社ですので、平日ならだいたいそれくらいの待ち時間で頂けるかと思います。
ただ、お祭りの時は大勢の人がやってくるようなので、もっと時間はかかるでしょう。
限定御朱印が欲しい人は、その点注意してください。
龍宮神社の御朱印
龍宮神社でいただける御朱印は、通常の御朱印と期間限定の御朱印があります。
通常御朱印
龍宮神社でいただける通常御朱印です。
初穂料はお気持ちで。
常識の範囲でお気持ちを渡しましょう。
さて御朱印ですが、私は龍宮神社のオリジナル御朱印帳も一緒にいただいたので、御朱印帳の最初のページに書いていただきましたが、どうですか、この龍の文字!
おそらく昇り竜をイメージしているんでしょうね。
勢いがありすぎて思いっきり、はみ出しちゃってますが。
あ、これはたぶん1ページ目だからはみ出したんであって、途中に書いていただいた場合ははみ出したりはしないんで、そこはご安心を。
例大祭限定御朱印
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例大祭の期間中にいただける御朱印です。
初穂料は500円。
龍宮神社の押印に、中央には例大祭で町を練り歩く御神輿の絵が金で押印されています。
相変わらず、龍の字の勢いがすごいですね。
さらに御神輿の押印が金色なので、ちょっぴり豪華な感じに仕上がっています。
直書きもしていただけるようですが、例大祭の期間中はかなり混み合うので、書置きの対応になるかもしれません。
春限定御朱印
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春季限定の御朱印です。
龍宮神社の押印に、桜の花びらの切り抜きを散らして押し花のように貼り付けた、きれいな御朱印です。
なお、書置きタイプだと台紙自体に桜の模様が描かれ、桜のスタンプが押されているようです。
直書きと書置きで違う御朱印だと、どちらをいただくが悩んじゃいますが、そこはお好みで。
あるいは両方いただくも良し。
この他にも、東京オリンピックの時や、流星刀が宇宙に関係するからという理由で「はやぶさ2」が帰還した時など、他の神社にはないタイミングに期間限定御朱印を授与されているみたいです。
期間限定の御朱印については、ホームページで随時告知されるようなので、こまめにチェックしてください。
龍宮神社のオリジナル御朱印帳のデザイン・サイズや価格
龍宮神社でいただけるオリジナル御朱印です。
横11㎝×縦16㎝の大きさで、初穂料は2,000円です。
木製の御朱印帳の表面には厳めしい黒龍が、裏面には榎本武揚ゆかりの流星刀が色鮮やかに描かれています。
この表面の龍の物々しい厳めしさと、裏面の流星刀と桜の艶やかさのギャップが堪りませんね!
あまりのカッコよさに即買い決定でした。
この絵ですが、かなりしっかりと印刷されているので、そう簡単には剥げたりしないので、御朱印集めの旅でも安心です。
龍宮神社のご利益や授与品の紹介
龍宮神社の主祭神は和田都美(わだつみ)三神。
「わだつみ」ということは、当然、海の神様です。
そして龍宮神社が鎮座する場所が、もともとアイヌ民族にとって海に関することをを祈る場でもあったことから、龍宮神社のご利益も「豊漁」「海上安全」となっています。
他にも「五穀豊穣」「厄除け」「学問成就」などがあります。
また、昇り龍に因んで「運気上昇」「立身出世」のご利益もあります。
そんな龍宮神社のご利益を授かれるお守りやおみくじですが、神社の名前に「龍」が入っているだけあって、龍をモチーフにしたものが多いです。
御朱印の自体も昇り龍でしたし、御朱印帳にも凛々しい龍が描かれていました。
だから龍モチーフのお守りもさぞかし凛々しい…!
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あれっ?可愛い?
こちら金龍守と銀龍守といいまして、玄関に置いておくと龍脈を取り込んで運気が上昇するそうです。
あと、中にはおみくじも入ってます。
初穂料は1つ500円。
金と銀で対になっているので揃えたくなっちゃいますが、おみくじって2つ引いても良かったんだっけ…?
まあ、細かいことは気にしなくても良い気もしますが。
そして、紺色の布地に金で昇り龍が刺繍されたお守り「昇龍吉守」。
運気上昇や立身出世などのご利益があるお守りで、初穂料は1,000円。
「そうそう、龍っていったらこれこれ!」と言いたくなる渋くてカッコいいお守りです。
いや、可愛いのもアリだと思いますよ。
でもカッコいい龍をお求めの方には、こちらをおススメします。
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そしてちょっと変わり種なのがこちら。
一年安泰おみくじ。
鯛の形をしたおみくじを、竿で吊り上げるというちょっと珍しいタイプのおみくじ。
初穂料は300円です。
鯛には「一年安鯛」と、駄洒落が書かれています。
まあ、鯛は「おめで鯛」とかよく駄洒落に使われますから、その類でしょう。
釣った鯛はお守りになるので、なくさずそのまま持ち帰ってくださいね。
龍宮神社では、ここで紹介した以外にもたくさんのお守りやおみくじを授与されています。
気になる方は、神社の公式ホームページで確認してみてください。
龍宮神社のアクセス&駐車場情報
龍宮神社はJR小樽駅から徒歩で5分ほどの位置にあります。
駐車場はありませんが、境内に5、6台ほどなら車を一時的に駐車できます。
ただ、境内には幼稚園があって、送り迎えの車の出入りがあるらしいので、境内への駐車はお勧めしません。
周辺の有料駐車場を利用するか、電車でアクセスしたほうが良いでしょう。
さいごに
小樽に鎮座する龍宮神社、いかがだったでしょうか?
決して大きな神社ではありませんが、地元に愛されたとても素敵な神社だと思います。
期間限定の御朱印も、他の神社では見ないタイミングで出されるので、それを目当てに色々調べて参拝するのもいいかもしれません。
道外からはなかなか気軽には行きにくい神社ですが、小樽観光をする際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ただ、私も冬に参拝しましたが、雪に足を取られないように思った以上にふんばるので、本殿に辿り着いた時は、ヘロヘロになっていました。
なので、雪に慣れていない人が冬場の参拝を計画している場合は、足元対策を十分にしてくださいね。
龍宮神社の詳細 | |
住所 | 北海道小樽市稲穂3丁目22-11 |
電話番号 | 0134-22-4268 |
公式HP | https://ryugujinja.jp/ |
公式SNS | X Instagram |