飛騨一宮の名を冠するとおり、岐阜県の北部飛騨地方の鎮守であり、西南方にある位山(くやま)を神体山として祀る神社です。
この位山は、飛騨地方の北部と南部の境界であり宮川(神通川)と飛騨川の分水界となっており、神社名の「ミナシ」は水の主という意味であり、宮川と飛騨川の水主にして水分の神として信仰されています。
御祭神は「水無大神」といい、十五柱の神が合祀されており、水源の神としてだけでなく、農業や畜産、安全・出産、延命長寿などとともに、神体山である位山が交通の要所であることから、交通安全、旅行安全のご神徳もあります
そんな飛騨一宮水無神社の御朱印や御朱印帳などについて紹介していきます。
飛騨一宮水無神社の御朱印・種類、受付時間や場所
水無神社の御朱印受付場所は、向かって左側に授与所があります。
御朱印の受付時間は、8時30分~16時30分。
御朱印は下記の3種類があります。
- 通常の御朱印
- 金嶺紙御朱印:書き置き
- 銀嶺紙御朱印:書き置き
御朱印の初穂料はすべて500円となります。
社務所前には御朱印に関する注意事項が掲げられており、初穂料など詳しくかかれています。
通常の御朱印
中央に大きく「水無神社」と揮毫され、右上に「飛騨一宮」とあります。
右上に「皇城鎮護」、中央上に「社印」その下に「水無神社」の印があります。
なお、一の宮御朱印帳にもこちらの御朱印が揮毫されています。
金嶺紙御朱印
金箔がきらびやかで華やかな和紙に飛騨川のイラストを描きます。
揮毫内容は通常のものとおなじです。
銀嶺紙御朱印
銀箔がきらびやかで華やかな和紙に神紋と位山に広がる雲海でも表しているのでしょうか!
位山登拝、飛騨一宮水無神社と揮毫されてます。
社印などは通常と同じです。
奥宮は位山にあり、登山道には様々な巨石があり、古代の信仰の姿を見ているような印象をうけるようです。
なお、位山にある「天の岩戸」と呼ばれる巨石が奥宮にあたるようであり、この巨石群が神代とされているようです。
登拝しなくとも、御朱印をいただけますが、本殿には必ず参拝しましょう。
飛騨一宮水無神社の御朱印帳のデザイン・サイズや価格
飛騨一宮水無神社オリジナル御朱印帳
表には鳳凰と白龍が描かれ、中央に鳳凰の飾りがある神輿(鳳輦)があり、「御朱印帳」と金字で印刷され、裏は「飛騨一宮水無神社」と金字で印刷されて、神紋があります。
ここの御神紋は、「水瓢箪紋」と呼ばれ、神社の解説によると“水”の字に瓢箪6つを合せた形で、水無神の水徳や、御神威が水のように広がっていく様子を表したものだと考えられているとのことです。
赤い実(花)の木はイチイの枝で、この神社では位山のイチイの樹をもって謹製した笏をかつては朝廷、現在は伊勢神宮などに献上されているようです。
全国一の宮御朱印帳
水無神社では、御朱印込み初穂料5,000円で販売されています。
ビニール付きで、「全国一の宮御朱印帳」と中央に印字されています。
飛騨一宮水無神社のお守り
水無神社では様々なお守りが授与されています。
2023年の最新のお守りとして、2種類が新たに授与されています。
昇龍守(しょうりゅうまもり)
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昇運護符(必勝祈願・心願成就・商売繁昌など)の御守で、初穂料1,000円で大きさは6.5㎝×4㎝となります。
魔除之絵馬(まよけのえま)
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災禍を祓う家屋のお守りで、大きさは縦9㎝×横13.7㎝となり初穂料は 1,000円です。
これらの御守は郵送も受け付けています。
飛騨一宮水無神社はアニメ「氷菓」舞台・君の名は?
氷菓
米澤穂信の推理小説のシリーズのひとつである『〈古典部〉シリーズ』その第一弾をアニメ化したものが「氷菓」です。
こちらでは、水無神社を水梨(みずなし)神社という名前で登場させており、この中では「飛騨生きびな祭り」をモチーフとした話が展開されているようです。
この生きびな祭りとは 春のおとずれの遅い飛騨で行われるひと月おくれの”ひなまつり”です。
君の名は
水無神社の「位山」は、君の名の舞台ではないかという話があります。
また、その背景には飛騨古川駅など実在する場所が使用されているようです。
さらに、「生き雛祭」で催行される「浦安の舞」で舞を舞う巫女さんの姿が女主人公「三葉」のようだという声もあります。
飛騨一宮水無神社へのアクセス・駐車場情報
高山駅近くの「濃飛バスセンター」に神社まで乗車可能な乗り場があります。
料金は250円でバス停「飛騨一之宮」を降りると「水無神社」の看板があり、それを進むと遠目からも社殿が見えます。
JR東海高山本線 飛騨一ノ宮駅から徒歩約8分ですが、特急との兼ね合いにより本数がとても少ないです。
一宮方面は8時から9時、11時から13時の間、高山方面は、10時から14時の間に電車はありません。
高山駅からタクシーで15分3,000円程ですが、タクシーを使うなら高山駅でタクシーをチャーターし、千光寺を参拝後、「千光寺」→「飛騨一宮水無神社」→バスで高山駅に戻るのがおすすめです。
飛騨国分寺や飛騨天満宮、他の高山周辺の寺社は徒歩やバスで参拝できますが、千光寺だけは不可能なので一緒に参拝するよう計画されるのがおすすめです。
駐車場へは鳥居の隣にある「絵馬殿」傍にある道を右折するといけます。
駐車場に関する注意事項はホームページと駐車場の看板にかかれています。
駐車可能時間:24時間
駐車料金:無料(境内自由)
駐車台数:100台
※注意事項
- 参拝以外の駐車はご遠慮ください。
- 駐車場では遊ばないでください。
- 万が一駐車場内で事故が発生しても、一切の責任を負いません。
さいごに
位山への登山は時間に余裕がある場合(レンタカーを借りて、登山の準備をしているなど)になされることをおすすめします。
この付近の交通は本当に不便です。
なお、水無神社参拝後、バスにて「高山駅」に戻る途中に「飛騨天満宮」があります。
もし、時間があればこちらのバス停で降りて、散策することをおすすめします。
飛騨天満宮からなら高山駅まで徒歩15分ほどで帰れますので、御朱印のレパートリーを増やしたいのであればおすすめします。
飛騨一宮水無神社の詳細 | |
住所 | 岐阜県高山市一之宮町5323 |
電話番号 | 0577-53-2001 |
公式HP | http://minashijinjya.or.jp/ |
公式SNS | Facebook Instagram |