京都上京区といえば、いろいろな神社が鎮座しており、その中でも西大路に近い神社で有名なものといえば、北野天満宮です。
けれども今回ご紹介するのは北野天満宮ではなく、その南側、一条通に面して鎮座している大将軍八神社です。
神社の規模としては北野天満宮ほどの大きさはありませんが、本殿のすぐ目の前に星をかたどった像が置いてあるという、他の神社にはない、なんとも不思議な光景を見ることができます。
そんな不思議な星の像が置かれた大将軍八神社の、御朱印やお守りをご紹介するとともに、大将軍八神社そのものについてもお話していきましょう。
大将軍八神社の御朱印受付時間や場所
大将軍八神社の御朱印の受付時間は、9時~17時の間です。
受付場所は本殿向かって右側にある社務所。
ここで御朱印やお守りなどを授与してもらえます。
平日の、特に何の行事もない時なら参拝者も少なく、5分ほどで御朱印をいただくことができました。
スムーズに御朱印がほしいなら、平日に参拝することをおススメします。
大将軍八神社の御朱印種類、金額は?
大将軍八神社は、通常いただける御朱印の他に「西大路七福社御朱印めぐり」の御朱印がいただけます。
京都では初春に、西大路の由緒ある神社を参拝して御朱印を集める「西大路七福社御朱印めぐり」を開催しています。
もともとは、有名な寺社が多く人が集まる東大路と比べて、あまり人に知られていない西大路を活性化させようと、昭和に5社めぐりを始めたのが発端。
その後、2社を追加して7社となり、現在の「西大路七福社御朱印めぐり」となりました。
大将軍八神社は、この御朱印めぐりの神社に含まれているんです。
では、「西大路七福社御朱印めぐり」の仕方をご紹介しましょう。
西大路七福社御朱印めぐり
「西大路七福社御朱印めぐり」は初春、つまり元旦から2月末までの期間に行われます。
この時期に、まずは7社の神社のうち、いずれかを参拝し、御朱印を押印するための色紙をいただきましょう。
色紙の初穂料は400円です。
そして各神社を参拝し、色紙に御朱印を押印していただきます。
御朱印の初穂料は全て300円。
神社の参拝の順番は好きなルートでOKです。
すべての神社の御朱印を集めた色紙がこちら。
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大将軍八神社の御朱印は、一番下の真ん中にあります。
御朱印の横に書かれた「方除」は、大将軍八神社がもたらすご利益で、地相や家相などの災いを取り除くという意味です。
ちなみに、7社集めると記念品として、その年の干支の置物がもらえます。
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大将軍八神社の御朱印
大将軍八神社でいただける御朱印です。
大将軍八神社の朱印の上に、力強く「大将軍」と毛筆で書かれており、右上には、おそらく菊花が金色で押印されています。
朱印の形は珍しい8角形ですが、これは方位を八卦に基づいて表したものを元にしています。
初穂料は300円です。
大将軍八神社オリジナル御朱印帳のデザイン・サイズや価格
大将軍八神社のオリジナル御朱印帳は、星座にちなんだものになっています。
というのも、大将軍八神社の祭神である大将軍神は方位を司る星神だからです。
また、北極星や北斗七星を神格化した中国の道教と結びついて、大将軍神を北極星と北斗七星の象徴とするようになりました。
だから、御朱印帳も星座モチーフになり、その星座の中でも大将軍神でもある北極星と北斗七星は、金色で描かれています。
青の地に星座を配した御朱印帳は、美しくもカッコいいデザインになっているので、大将軍神社に参拝した際には、ぜひ入手していただきたいです。
初穂料は1,500円で、大きさは縦18.5cm×12.5㎝です。
大将軍八神社のお守り
方位を守護する星神を祀っている大将軍八神社には、星や方位をモチーフにした、他ではあまり見られないユニークなお守りがたくさんあります。
その中の一部をご紹介しましょう。
北斗七星十二支御守
大将軍八神社で祀られている大将軍は、北斗七星の象徴でもあります。
それをモチーフにしたお守りが「北斗七星十二支御守」。
裏面に、北斗七星が描かれたお守りです。
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それだけなら「ちょっと珍しいデザインのお守りだよね」で終わるのですが、このお守りはそれだけではありません。
このお守りの名前は「北斗七星十二支御守」。
そう、「十二支」という言葉が入っていますね?
実はこのお守りは、干支によって表面に書かれた文字が異なっていて、授与していただく場合はちゃんと自分の干支にあったものを選ぶ必要があります。
じゃ、なんで干支によってお守りに書かれた文字が違うのかというと、北斗七星は陰陽道において十二支の守護星となっているから。
なので、十二支に対応した守護星の名前を、お守りの表面に書いているんです。
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上の写真は丑年に対応したお守り。
丑年の守護星は巨門星なので、表面には「巨門星御守」と書かれています。
また、裏面の北斗七星も、守護星に対応する星が赤くなっているそうです。
「北斗七星十二支御守」の初穂料は500円。
自分の干支にあったお守りじゃないと、ご利益が得られないそうなので、入手する際は注意してくださいね。
ステッカー 大
大将軍八神社でいただける、交通安全のステッカーです。
御朱印にもなっている、方位を八卦で表現した8角形のデザインが、そのままステッカーになっています。
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黄色の地に青の枠線、赤の文字と、派手というよりもとにかく目立つデザインです。
交通安全のステッカーだから、目立ってなんぼ、とも言えるかもしれません。
大将軍八神社の祭神である大将軍は方位を司る神様なので、交通安全のご利益とか、ものすごくありそうですね。
大将軍八神社について
素敵な御朱印帳やユニークなお守りがある大将軍八神社ですが、実はいろいろと怖い場所でもあります。
というのも、大将軍八神社が鎮座する一条通は、平安時代に造設され、1000年以上の古い歴史を持っています。
そして平安時代といえば、今よりも闇が深く、その闇の中で魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)していた時代。
そんな時代から存在する一条通には、百鬼夜行、つまり様々な妖怪達が夜な夜な練り歩いたという言い伝えが残っているのです。
でも今は令和の時代。
妖怪なんて今は昔の話じゃないの?とお思いの人!
これを見てもそんなことが言えますか?
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神社の前に佇むこの姿…!
まさに妖怪!…の置物です。
これは大将軍八神社の境内にて、定期的に行われているアートフリマ、その名も「モノノケ市」の入り口に飾られていた妖怪の置物です。
モノノケ市は、いろんなアーティストが妖怪にちなんだ作品を持ち寄って、それを販売しています。
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こちらは夜市の様子。
吊るされた提灯に灯りがともり、いかにもな雰囲気が出ていますね。
モノノケ市の開催時期は、こちらの公式Twitterで告知されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね、
大将軍八神社のアクセス&駐車場情報
大将軍八神社には境内東側に駐車場があります。
ですが、この駐車場に面した通りは一方通行で、駐車できる台数も5台と少ないので、駐車できない可能性が高いです。
車で参拝するには便利な状況ではないのであまりおススメしません。
ここに限らず、京都は一方通行の道が多く、車の交通量も多いので、京都の道に不慣れな人は、車で参拝するよりも市バスや電車を利用したほうが安心です。
電車なら、京福電車の「北野白梅町」で下車し、徒歩7分。
市バスなら、「北野天満宮前」または「北野白梅町」で下車し、徒歩5分で到着します。
さいごに
平安時代から続く由緒ある大将軍八神社は、陰陽道とも深いかかわりを持っています。
陰陽道といえば、一条通の近くには安倍晴明で有名な清明神社がありますが、陰陽師に興味がある人は大将軍八神社にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、大将軍八神社が鎮座している一条通は、妖怪ストリートとして商店街のあちこちに、ユーモアあふれる妖怪の像を置いたりしています。
秋にはモノノケ市と同時に、「一条百鬼夜行」という年に一度の妖怪仮装行列が行われます。
イベントに合わせて神社を参拝してみるのもいいかもしれませんね。
大将軍八神社の詳細 | |
住所 | 京都府京都市上京区一条通御前西入西町48 |
電話番号 | 075-461-0694 |
公式HP | http://www.daishogun.or.jp/ |
公式SNS | なし |