「因幡の白兎」というお話は、ご存知の人も多いと思います。
昔、沖の島に住んでいた白ウサギが、対岸の因幡の浜に行くためにワニを騙し、怒ったワニに皮を剥ぎ取られ、大国主命に助けられるという伝承です。
では、その白ウサギを白兎神としてお祀りしている神社があることはご存知でしょうか?
それは鳥取県の白兎海岸沿いにある白兎神社。
大国主命をお祀りしている神社は数あれど、白ウサギをお祀りしているのは、ちょっと見ないんじゃないでしょうか。
そんな珍しい白兎神社でいただける御朱印についてご紹介していきます。
白兎神社の御朱印受付時間や場所
白兎神社では、本殿すぐ隣にある社務所で御朱印をいただくことができます。
御朱印の受付時間は9:00~16:00の間。
大きな神社ではないのですが、鳥取の観光バスツアーのルートに組み込まれていることがあるらしく、観光客と参拝が重なると、御朱印の待ち時間も長くなります。
私も参拝した時、観光バスの到着と時間が重なり、受付までに15分ほどかかりました。
観光バスと参拝の時間が重なった場合は、社務所の様子を窺いながら、参拝を先にするか、御朱印をいただくのを先にするか、少し工夫をしましょう。
白兎神社の御朱印
白兎神社の御朱印は1種類ですが、直書きと書置きではちょっと違いがあります。
白兎神社の通常御朱印(直書き)
白兎神社で、御朱印帳に直書きしていただける御朱印です。
白兎神社の朱印のほかに、ウサギのハンコを押印していただけます。
このやたらと耳の長ーいウサギのハンコ、押印する位置に特に決まりはないみたいで、私は日付のすぐ横に押していただけましたが、参拝の下だったり横だったりと、いろいろです。
どこに押していただけるかは、その時にならないとわからないお楽しみです。
初穂料は300円です。
白兎神社の通常御朱印(書置き)
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白兎神社の書置きの御朱印です。
桜の模様がうっすらと見える可愛い台紙に、白兎神社の朱印が押印されています。
そしてこちらにもウサギのハンコが押されていますが、直書きのウサギがかなりデフォルメされているのに対し、書置きのほうは割とリアルめ。
初穂料は300円です。
御朱印に直接書いていただけるほうを選ぶか、それとも可愛めの書置きを選ぶかは、その人の好みで選んでください。
もちろん、両方いただくでも全然OKだと思います。
白兎神社オリジナル御朱印帳のデザイン・サイズや価格
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白い御朱印帳で、表面にはウサギと月と桜。
裏面は格子模様になっていて、そこに直書きの御朱印のウサギのハンコと同じウサギが描かれています。
表面の月の内側には、波と、おそらく沖の島と思われる島が描かれていますね。
因幡の白兎の伝承が、ぎゅっと詰まった御朱印帳になっています。
大きさは縦16㎝×横11㎝で、初穂料は1,300円です。
令和5年は兎年なので、ウサギ柄の御朱印帳が欲しいと思われる方居るのでは。
残念ながら白兎神社では御朱印帳の郵送はされていないそうです。
白兎神社のお守り「結び石」
白兎神社は境内に行くまでに長い参道があります。
参道には、さすが白兎神社という名前なだけあって、両側にずらりとウサギの石像が並んでいます。
ですが、この石像をよく見てみると…。
ん?
何か乗ってる?
ウサギの上に白い石がたくさん乗せられています。
何かのイタズラ…?
いやいや、イタズラではありません。
ウサギの上に乗せられている白い石は、実は白兎神社で授与されている結び石です。
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このピンクの袋の中に、赤い字で「縁」と書かれた白い石が五つ入っています。
五つの白い石は、縁・子宝・繁盛・飛躍・健康の五つの縁を表しているんだそうで、白兎神社の鳥居の上に乗せると願いが叶うと言われています。
…でも鳥居じゃなくてウサギの上に乗せられてますけど。
いや、これも正しいんです。
鳥居の上に乗せられない人は、ウサギのところに石を置いて願いを込めても良いそうです。
これなら、子どもやお年寄り、障がい者の方でも気軽にできるのでいいですね。
白兎神社の縁結びポスト
白兎神社の参道入り口にある大鳥居のすぐ隣には、不思議なポストがあります。
どんなポストかというと、これ!
見事なまでの、どピンクのポストです。
これは「すご!ウサ縁結びポスト」という、その名の通り縁結びポストです。
白兎神社の由来である「因幡の白兎」では、白ウサギが大国主命と八上姫が結ばれることを予言したと言われています。
そのため、白兎神社のご利益は「縁結び」。
このピンクのポストは、そのご利益にあやかって作られたものなんです。
どピンクのポストですが、普通の赤いポストと同じく、手紙や葉書を入れればきちんと宛先に届きますよ。
片思いの相手だけではなく、大切に思っているけれどなかなか素直に思いを伝えられない相手などに、手紙を出してみてはどうでしょうか。
白兎神社のアクセス&駐車場情報
白兎神社へのアクセスですが、車で参拝するのがおススメです。
中国自動車道の佐用JCTで鳥取自動車道に入ります。
鳥取西ICで国道9号に入り、吉岡温泉ICで県道21号線に入ります。
そのまましばらく道なりに進むと、白兎海岸の標識があり、その標識に従って県道258号線に入ってそのまま突き当りまで進んでください。
突き当りのT字路を左折すると、道の駅「神話の里 白うさぎ」の標識があります。
白兎神社の駐車場は、道の駅「神話の里 白うさぎ」と共用なので、この標識に従って駐車場に入ってください。
駐車場には125台停めることができます。
公共の交通機関を利用する場合、山陰本線JR鳥取駅で下車し、その後は日の丸バスを利用してください。
約40分ほどで、白兎神社に到着します。
白兎神社前バス停で下車してください。
さいごに
山陰地方で神話と縁深い神社といえば、島根県の出雲大社が有名ですが、鳥取県の白兎神社も神話の世界が色濃く残っている神社です。
目の前には白い砂浜で有名な白兎海岸も広がっていて、映えスポットとしても推せる神社です。
それに今年2023年は兎年。
ウサギの神様をお祀りしている白兎神社にお参りしてみれば、なんだかご利益がたくさんありそうですよね。
ぜひ、ウサギでいっぱいの白兎神社に参拝してみてくださいね。
白兎神社の詳細 | |
住所 | 鳥取県鳥取市白兎603 |
電話番号 | 0857-59-0047 |
公式HP | https://hakutojinja.jp/ |
公式SNS | なし |