皆さん、コウノトリという鳥をご存知ですか?
そう、コウノトリといえば赤ちゃんをつれてくるという伝承が有名ですよね。
そのコウノトリ、かつては日本全国でその姿を見ることができましたが、昭和に日本では野生個体が絶滅。
コウノトリを再びよみがえらせようと、ロシアから譲り受けた個体を人工飼育し、本格的に野生にコウノトリを戻すため設立されたのが、兵庫県豊岡市にある「兵庫県立コウノトリの郷公園」です。
豊岡市にはコウノトリに縁のある神社が、全国で唯一存在しています。
それが久々比神社。
久々比とは、コウノトリが住んでいる土地のことで、豊岡が古来よりコウノトリが大量に住んでいたことを示しています。
今回は、その久々比神社についてご紹介していきましょう。
久々比神社の御朱印受付時間や場所は?
久々比神社には宮司さんは常駐されていません。
そのため、お守りや絵馬、御朱印を授与していただく場合は、宮司さんの親戚の方が営業されている喫茶店「AVIANTOT(アビアントット)」に行き、授与していただきます。
「AVIANTOT」の場所は、久々比神社の手前を流れる川を渡って左手にあります。
なお、お守りと絵馬は「AVIANTOT」ですぐに授与していただけますが、御朱印は店員さんに宮司さんと連絡をとってもらい書いてもらうか、あるいは郵送してもらう必要があります。
御朱印の受付自体は、「AVIANTOT」の営業時間である8:00~18:00の間にしていただけます。
ただし、宮司さんとは連絡がつかない場合もありますので、絶対に御朱印帳に直書きしていただけるわけではありません。
宮司さんがいらっしゃらない場合や、お店が忙しそうな場合は、郵送してもらいましょう。
私も郵送していただきました。
久々比神社の御朱印
久々比神社でいただける御朱印です。
久々比神社の朱印が押印された上から、堂々とした「久々比神社」の文字が毛筆で書かれています。
奉拝の文字の上には、久々比神社の名前の由来であるコウノトリの絵が書かれています。
飛翔するコウノトリが美しいですね。
宮司さんと連絡がつく場合は直書きしていただけますが、ご都合が悪い場合は郵送で書置きのものをいただくことになります。
初穂料は300円です。
久々比神社の御朱印帳
私が御朱印をいただいた時は、久々比神社にはオリジナルの御朱印帳はありませんでした。
もしもオリジナルの御朱印帳があったら、やはりコウノトリをデザインした御朱印帳になるのではないでしょうか。
久々比神社の周りにはコウノトリの餌場として、田畑が広がっています。
その田畑を背景にコウノトリが飛翔したり、田畑をついばんだりしているようなデザインが良いかもしれませんね。
できれば、朝と夕方の2バージョンで。
あるいは、豊岡市とコラボして、豊岡市のマスコットキャラであるコウノトリの「コーちゃん」をデザインした御朱印帳とかどうでしょうか。
ちなみに、豊岡市のマスコットキャラは「コーちゃん」の他に、オオサンショウウオの「オーちゃん」もいます。
この2体のキャラそれぞれの御朱印帳が良いのか、2体いっしょの御朱印帳が良いのか、悩ましいところではありますが…。
久々比神社コウノトリのお守り
さて、最初にもご説明しましたが、久々比神社の名前の由来はコウノトリです。
そしてコウノトリには赤ちゃんを運んでくるという伝承があることから、久々比神社のご利益は「子宝に恵まれる」というものです。
そのため久々比神社には、全国から赤ちゃんを願う人達が参拝しにやってきます。
拝殿横には願い事を書いた絵馬を吊るす場所が設けられているのですが、ほら、びっしり。
この絵馬のほとんどが、赤ちゃんを授かる事をお願いしたり、無事に出産したという報告が書かれたものでした。
参拝し、実際に出産された人が大勢いるように、久々比神社のご利益は並々ならぬものがあります。
そしてその最たるものが、現在の皇嗣妃である紀子様の第三子ご懐妊ではないでしょうか。
実は紀子様と久々比神社にはご縁があるのです。
それは2005年のこと。
その年、コウノトリの郷公園でコウノトリの野生復帰を目指す放鳥式が行われ、この式典に秋篠宮様と紀子様もご参加されました。
その際、両殿下に久々比神社のお守りが授与されたのです。
そして翌年2006年、紀子様は第三子をご懐妊されました。
いかがですか?
久々比神社の子宝のご利益がすごいものであると、これだけでもわかるのではないでしょうか?
ちなみに、両殿下に授与されたお守りがこちら。
表にはコウノトリの家族が描かれ、裏面には白で「久々比神社御守」と書かれています。
色は緑の他、青と赤があります。
もしも赤ちゃんを授かりたいという気持ちがある人は、久々比神社に参拝し、このお守りを授与していただくのはいかがでしょうか?
事前に連絡をしていれば、御祈祷もしていただけますよ。
遠方でそんな簡単に参拝なんてできない、という人にも、ご夫婦のお名前と住所を連絡すれば、宮司さんがご夫婦不在でも御祈祷をしてくださるそうです。
御祈祷していただきたい人は、まずは喫茶店「AVIANTOT」にご連絡してくださいね。
連絡先はこちら↓
- 0796-24-2052
- 受付時間:8:00~19:00
また、こちらのホームページからはコウノトリの写真をダウンロードできます。
なんでも、コウノトリの写真を携帯電話の待ち受け画面にしていたら、赤ちゃんを授かった人がいたんだとか…。
ほんとかな…と思われるかもしれませんが、こういうのはやはり信じる気持ちが大事。
気になる人はダウンロードして、待ち受け画面に設定してみてはいかがでしょうか。
久々比神社へのアクセス&駐車場情報
久々比神社へは車で行くのがおススメです。
というのも、最寄り駅はJR豊岡駅ですが、そこから久々比神社までは約4キロと距離があるからです。
公共の交通機関を利用する場合
①東京方面から行く場合
JR京都駅まで新幹線で向かい、そこから「特急きのさき(城崎温泉行)」に乗ってJR豊岡駅まで向かうのが、乗り換えが少なくておススメです。
②大阪方面から行く場合
JR大阪駅から「特急きのさき(城崎温泉行)」でJR豊岡駅まで、乗り換えなしで行くことができます。
③博多方面から行く場合
JR京都駅まで新幹線で向かい、そこから「特急きのさき(城崎温泉行)」に乗ってJR豊岡駅まで向かうのが、乗り換えが少なくておススメです。
JR豊岡駅で下車した後は、レンタカーを利用することをおススメします。
豊岡駅周辺には、タイムズレンタカーなどいくつかのレンタカーがあります。
豊岡駅から久々比神社に向かう場合は、豊岡駅前の交差点を北東に進み、五荘大橋南詰の信号を通り過ぎ、そのすぐ次の信号で斜め右方向の道に入ります。
その後はしばらく道なりに進み、中陰北交差点を右折して国道178号に入ると、またしばらくは道なりに進みます。
下宮地蔵東交差点を右折すると、久々比神社に到着します。
車を利用する場合
中国自動車道、または山陽自動車道から播但連絡道路の和田山ICに向かいます。
和田山ICで北近畿豊岡自動車道(国道483号)に入り、但馬空港インター前交差点で右折し、国道50号に入ります。
上佐野交差点を右折した後、つきあたりを左折、但馬空港入口で再び左折し、国道312号に入ります。
その後しばらく道なりに進み、立野橋を右折し国道312号をそのまま進むと久々比神社に到着です。
久々比神社の駐車場には、参拝者用の無料駐車場があります。
久々比神社の前には川が流れているのですが、小さい朱塗りの橋がかけられており、それを渡った先に駐車場があります。
車は20台ほど停車できます。
駐車場が満車になることはほとんどないため、日時を気にすることなく駐車できると思います。
久々比神社周辺おすすめ御朱印巡り
久々比神社より車で20分程度の所に出石神社があります。
出石といえば、出石蕎麦が有名です。
少し離れてはいますが、神社の南側にある城下町には、たくさんの蕎麦屋さんがあるので、久々比神社ともに出石神社参拝をして蕎麦屋さんに立ち寄るのはいかがでしょうか。
さいごに
いかがでしたか?
遠方にある神社なので、なかなか参拝するのは難しいかもしれませんが、そのご利益は折り紙付き。
これから出産のことを考えている人には、是非とも参拝していただきたい神社です
また、久々比神社周辺はコウノトリの生息地として、山や田畑が広がり、日本の原風景が色濃く残されています。
忙しい日常から離れて、まったりとした気分に浸りたい人にもおススメです。
運が良ければ、コウノトリの姿を見ることができるかもしれませんよ。
久々比神社の詳細 | |
住所 | 兵庫県豊岡市下宮318-2 |
電話番号 | 0796-24-2052 |
公式HP | http://www.happywing.jp/kukuhi.html |
公式SNS | なし |