山梨県甲府市の武田神社は、「甲斐の虎」の呼び名で知られる戦国武将・武田信玄公が祀られている神社です。
多くの戦で勝利をおさめた信玄公の功績にあやかって「勝運」のご利益があり、勝負事だけでなく、「人生に勝つ」、「自分自身に勝つ」などの広い意味での勝運がいただけます。
神社はかつて信玄公が実際に居住していた土地に位置し、本殿の住居であった躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の跡地に建てられていて、堀や石垣などが当時のまま残されています。
武田氏ゆかりの見どころがたくさんの、武田神社の御朱印や御朱印帳などについてご紹介します。
武田神社の御朱印受付時間や場所は?
参道の奥にある鳥居の右側にある神符授与所にて、御朱印をいただくことができます。
受付時間は9:00~16:00です。
武田神社の御朱印種類、料金(値段)は?
武田神社の御朱印は、通常いただける御朱印が3種類あります。
武田神社の御朱印
社印の下にある龍の丸い印は、信玄公が使用していた「龍丸印」をイメージしたもので、
戦国時代の印鑑は、名前ではなく、座右の銘や動物の絵柄を彫ったものを好んで使っていたそうです。
信玄公の好みを意外なところで知ることができました。
初穂料は300円です。
切絵 立ち姿の御朱印
この投稿をInstagramで見る
軍配を振る姿が力強いですね。
切り絵が印刷された専用紙に御朱印が書かれていて、書置きのみでいただけます。
初穂料は500円です。
切絵 座り姿の御朱印
この投稿をInstagramで見る
堂々と座る姿からも信玄公の勇猛さが伝わってきます。
こちらも切り絵が印刷された専用紙に書かれた御朱印で、書置きのみになります。
初穂料は500円です。
武田神社の御朱印帳のデザイン・サイズや価格
この投稿をInstagramで見る
信玄公の象徴といえる「諏訪法性兜」(すわほっしょうのかぶと)と鎧の表紙、富士山とやはり信玄公のイメージが強い軍配の裏表紙です。
黒の錦布の装丁に武田軍の「赤備え」になぞらえた赤色の刺繍が印象強く、落ち着いた重厚さを感じます。
サイズは一般的な御朱印帳の小サイズ16cm×11cmで、初穂料は1,700円です。
武田神社のご利益
武田水琴窟
「水琴窟」とは、水滴を反響させて琴のような高く澄んだ音を楽しむものです。
江戸時代からの文化なので信玄公がこの音色を聞くことはありませんでしたが、自然が奏でる美しい音色はとても風流です。
現在は感染症拡大防止のため、残念ながら音を体感することはできませんが、信玄公の月命日には花手水のように美しく彩られています。
姫の井戸
信玄公の御息女の産湯に使われたことから、この名がつけられました。
こじんまりとしているものの、苔むしていて味わいのある風情です。
こちらも信玄公の命日には花手水のように飾られます。
この投稿をInstagramで見る
武田神社 御城印
2021年11月3日に武田信玄公の生誕500年を迎え、『武田神社オリジナル御城印』が登場しました。
この投稿をInstagramで見る
朱色の武田氏の家紋と風林火山の旗がかっこいいですね。
生誕500年記念の1年間だけ金色で「信玄公御生誕五百年」と押印が入り、以降はその印なしで通年の扱いとなります。
授与所にて受付していて、書置きのみで紙の大きさは横10.5㎝×縦14.8㎝、初穂料は500円です。
武田神社の向かい側に位置する「甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)」でも、御城印がいただけます。
この投稿をInstagramで見る
特別展示室(有料)への入館者に無料で配布しているもので、非売品となっています。
入館料は大人300円、高校生以下が無料です。
武田神社の帰りに寄って、更に武田氏の知識を深めてみても楽しそうです。
さいごに
武田神社は、山を背にした広大な土地やそれを囲むお堀など、武将の屋敷跡地だったことがうかがえる景観を体験することができます。
拝殿の西側には「お屋形さまの散歩道」と名付けられた遊歩道があり、裏手には美しい山々を眺めることができる公園が広がっているので、時間のある方はゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。
また、境内には武田氏の家紋「武田菱」をモチーフにしたものがいくつもあり、参拝客の目を楽しませてくれます。
幾何学模様のような家紋は、デザイン性があって組み込まれていても違和感がありませんね。
他にも武田氏ゆかりのものがたくさんあるので、是非みつけてみてください。
武田神社の詳細 | |
住所 | 山梨県甲府市古府中町2611 |
電話番号 | 055-252-2609 |
公式HP | http://www.takedajinja.or.jp/ |
公式SNS | X Facebook Instagram |