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方広寺(浜松)御朱印・御朱印帳情報|見どころや駐車場、アクセス情報!

静岡県御朱印

静岡県浜松市の方広寺に行ってきました。

方広寺の御朱印、御朱印帳やアクセス情報と共に見どころなどを紹介していきます。

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ご紹介する内容は、記事作成時の情報です。
最新情報は、公式サイト等でご確認お願いします。

方広寺について

神奈川県建長寺にある奥之院は、半僧坊と呼ばれています。

明治時代に時の建長寺住職が夢の中にて半僧坊に出会い、この地に祀るなら長く守護しようというお告げを聞き、建長寺に半僧坊を祀りました。

この半僧坊の根本像があるのが、静岡県浜松市にある方広寺です。

方広寺と聞くと、京都の「方広寺」を思い浮かべますが、こちらは禅宗の寺院で、臨済宗方広寺派の大本山です。

山号は深奥山(じんのうざん)、寺号は詳しくは方広萬寿禅寺と称して、半僧坊の知名度から別名「奥山半僧坊」とも呼ばれます。

半僧坊とは、方広寺の開山無文元選(醍醐天皇の皇子)が、中国から日本へ帰国する船に現れて、暴風から無文を守り、無事博多の港にたどり着かせた異国風の人です。

この半僧坊は、1371年(建徳二年)に無文が方広寺を開いた後に現れ、無文の弟子になると誓い、無文が亡くなった後は、この地を守護することを誓って姿を消しました。

それから、方広寺の鎮守として現在まで篤く信仰されています。

創建以来何度も火災に会い、近年には明治十四年の大火で大きな被害を受けたものの、速やかに復興し、重文の本尊「宝冠釈迦三尊像」や七尊菩薩堂などの文化財や、半僧坊真殿にある岩五郎作の「上り龍下り龍」、参道に並ぶ石造の「五百羅漢」など様々なものが存在します。

方広寺は、前述の通り、「半僧坊」を祀る寺院として有名であり、人々の苦しみや災難を除くとされ、10月中旬には半僧坊大祭が行われています。

また、禅寺らしく「座禅」「写経」「写仏」「日帰り禅寺体験」などの体験や、精進料理の提供、1日宿坊や団体向けの宿泊研修などを開くなどして、様々な布教にも力を入れています。

少々交通の不便なところにありますが、境内は自然豊かであり、四季それぞれの自然の姿を楽しむこともできます。

方広寺の御朱印受付時間や場所は?

方広寺本堂の隣にある上記の建物(大庫院)の玄関右側に授与所があり、ここで拝観とともに、御朱印も受け付けています。

なお、御朱印だけ授与していただけるかどうかは確認していません。

御朱印のみの授与はしていないなどの注意書きがない為、御朱印だけいただくことも可能かもしれません。

この建物から本堂など内部を通り、半僧坊まで参拝できます。

なお、精進料理や座禅なども此方で受付しており、空きがあれば対応してくれるようです。

令和3年4月3日訪問時、精進料理を予約していないご夫婦が対応していただいていました。

本堂への拝観の前に御朱印帳を預け、番号札を持って拝観し、戻ってから札を返して御朱印帳を受け取ります。

拝観、御朱印ともに受付時間は9:00から16:00までで、拝観料金は下記のとおりです。

【拝観料金】

  • 大人:500円
  • 中学生以下:200円
  • 未就学児:無料

ただ、山門より来場の場合、山門での最終拝観受付時間は15:30です。

また、年中無休で通年で参拝できますが、お寺の事情(行事など)により拝観できないこともあります。

方広寺の御朱印、初穂料(御朱印料)

方広寺の通常の御朱印は3つのみです。

  1. 宝冠釈迦如来
  2. 奥山半僧坊
  3. 方広寺御朱印帳にのみ押される御朱印

この他に期間限定で「キセキのみほとけ」特別御朱印があります。

基本的に、御朱印帳に書いていただけます。

御朱印料はともに300円です。

宝冠釈迦如来

右上に「醍醐天皇皇子 開山円明大師古道場」とあります。

円明大師は、無文元選の諡号です。

真ん中に「宝冠釈迦如来」とあり、真ん中に御宝印が押されています。

左側に「大本山 方広寺」とあり、その左下に「方広寺」と印章があります。

字形が太くて、禅寺らしい力強さがあります。

奥山半僧坊

右上に「半僧坊」様のお姿の印章を押し、中央に「奥山半僧坊」の文字と半僧坊のシンボルである羽団扇の印章が押されています。

左側には宝冠釈迦如来の時と同じく、「半僧坊総本殿」と書かれ、その左下に「遠州奥山半僧坊総本殿」と印章があります。

こちらも字形が太く、禅寺らしい力強さです。

どちらも、少々字に見えるカスレがいい味を出しています。

方広寺御朱印帳に押される御朱印

どの御朱印帳にもこの御朱印を押すようで、御朱印帳の1,500円です。

中央に「奥山半僧坊」とあり、真ん中には御宝印を押します。

右上には「半僧坊様」の印章があり、左下には「大本山方広寺」と書かれて「方広寺」と印章を押しています。

かなり字がくずされています。

「キセキのみほとけ」特別御朱印

左上に「みほとけのキセキ云々」とあり、「右上に醍醐天皇皇子開山円明大師古道場」とあり、左下に「方広寺」の印章があります。

この御朱印をいただくには下記のかいずれかの券を持参しないといただくことはできません。

  1. 観覧券の半券
  2. 一日フリー切符「みほとけの汽笛」

観覧券の半券

浜松市美術館にて2021年3月25日(木)~4月25日(日)の期間「みほとけのキセキ -遠州・三河の寺宝展-」が開催されました。

浜松市美術館開館五十周年と中日新聞東海本社四十周年を記念して開催された展覧会で、かつての遠江国に属した自治体(浜松市・袋井市・湖西市)と三河国に属した自治体(愛知県豊橋市)という二県にまたがる寺院が所蔵する仏像を中心とした特別展です。

一日フリー切符「みほとけの汽笛」

天竜浜名湖鉄道の天浜線1日フリーきっぷの提示で、天竜浜名湖鉄道路線にある「みほとけのキセキ」に出展した六か所の御朱印をそれぞれの寺院でいただけます。

授与期間は、令和3年1月25日(月)~8月25日(水)までで、各寺院先着300枚で無くなり次第終了です。この300枚が、一日の枚数なのか、期間全体での数なのか不明です。

「みほとけのキセキ -遠州・三河の寺宝展-」は開催が終了していますので、後は②の方法しかありません。

詳細はHPにてご覧ください。

ページが見つかりませんでした – 天浜線(天竜浜名湖鉄道株式会社) – 日本の原風景に出逢う旅。

方広寺御朱印帳のデザイン・サイズや価格

方広寺では、様々な御朱印帳が授与されています。

こちらは、方広寺にて掲示されていた御朱印帳の一覧です。

寺紋いりの御朱印帳は、大判サイズとなり、朱印付きで1,500円となります。

左側に「御朱印帳」と金字で書かれています。

御朱印帳中央にあるのは、方広寺の寺紋である「五七の桐に十六八重菊」で、桐も菊も皇室に縁のある家紋であり、醍醐天皇の皇子を開山とする由緒の高さを表しており、方広寺を代表する御朱印帳ではないでしょうか。

しかも、黒地に金色の寺紋がよく映えています。

この御朱印帳には専用の紙のカバーがあるようです。

本堂図柄入りの御朱印帳は、大判サイズとなり、朱印付きで1500円となります。

ピンク、水色、薄紫(ラベンダー)の3種類あります。

中央に本堂が描かれ、左に松を描き、御朱印帳と左に書かれており、裏には「「五七の桐に十六八重菊」」を上に描き、「大本山方広寺」と書かれています。

この他に公式インスタグラムでは2種類の小判サイズの御朱印帳があり、朱印付きで1,500円となります。

こちらの御朱印帳は、ポスター等で掲示されていませんでした。

赤地と黄地の2種類あり、表裏共に亀甲紋の中に半僧坊の持ち物である団扇を敷き詰めています。

表には、「御朱印帳」裏には「遠州奥山半僧坊総本殿」と書かれています。

方広寺のアクセス情報

方広寺へは、バス若しくは、車でのアクセスとなります。

バスの場合は、浜松駅のバスターミナルから奥山行のバスにより、終点の奥山まで行き、バス停を歩くと参道へとつきます。

車の場合は、駐車場は2ヶ所あります。

山門から入り、すぐそこに駐車できます。

なお、駐車場奥にある切妻造のプレハブ小屋が拝観受付です。

三重塔駐車場にも拝観受付があり、(向かって左の建物)ここで受けつけを済ませます。

三重塔から本堂に向かう道にも駐車場が並びます。

なお、こちらに駐車する場合は予め拝観料を支払う必要があります。

最寄りの駅はないので、浜松駅からバスに乗るのが無難ですが、天竜浜名湖鉄道の「金指」駅または、「気賀」駅からタクシーでいくことも可能です。

方広寺の見どころ

方広寺の見どころは散策ルートです。

まずは方広寺参道の商店街です。

少々さびれていますが、食事やおみやげが買えます。

商店街の先には、黒門です。

その先に拝観料を払う場所があります。

ここから本堂へ行く道は2通りあります。

五百羅漢や半僧杉を通る道のりと、山門から哲学の道を通り、本堂へと続く道のりです。

【山門】

この山門を含めて、2019年9月に24棟の建造物(本堂など)が国登録有形文化財登録されています。

【石橋と五百羅漢】

橋の上の羅漢様の数が見るときによって変わるという説があり、人の目を楽しませるスポットにもなっています。

駐車場と拝観受付のある場所に三重塔立っています。

【三重塔】

三重塔は、大正時代に京都府の実業家山口玄洞の寄進により建立されました。

山口氏が大正時代の方広寺の管長の忠告を守ったことで、倒産の危機を免れたことから「倒産除けの塔」として、各界の実業家などから信仰されているようです。

方広寺の体験

方広寺には、座禅体験、写経や写仏と様々な体験ができます。

電話での予約が必要ですので詳しくは下記でご覧ください。

方広寺で「体験」を楽しむ|臨済宗方広寺派大本山 方広寺(ほうこうじ)
浜松市北区にある方広寺(ほうこうじ)には様々な体験プランが用意されています。静寂の空間で心身を癒し、自分自身を見つめ直してみませんか。

そして、精進料理をいただくことができます。

おひとり2,500円で、当日の受付も可能なようですが、できれば電話にて予約することが望ましいと思われます。

行事等で提供できない可能性もあるとのこと。

下記が、お品書きです。

その上、宿坊も経営されています。

こちらは、週末宿坊ということで、土曜日からの1泊2日での宿泊が可能で、希望日の7日前までに予約が必要です。

こちらも、行事等で引き受けできないこともあるようなので、事前に電話にて確認したほうが良いです。

宿坊の詳細は方広寺のホームページに詳細があります。

週末宿坊|臨済宗方広寺派大本山 方広寺(ほうこうじ)
浜松市北区にある方広寺(ほうこうじ)で一泊二日の禅寺体験ができます。慌ただしい日常を離れて心身共にリフレッシュしてみませんか。

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さいごに

禅寺にしては開かれおり、様々な体験のできる方広寺は、境内が広く木々に囲まれた自然豊かな土地に伽藍を築いています。

方広寺のすぐそばには「奥山公園」があり、春には千本の桜、初夏には三千本のアジサイが咲くといい、池の中にかかる「夢の浮き橋」を進みながら季節の花を楽しめます。

この他に、周辺には「奥山高原」や「竜ヶ岩洞」などの名所があります。

時間に余裕があるようでしたら行ってみてください。

●●の詳細
住所 静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1
電話番号 053-543-0003
公式HP http://www.houkouji.or.jp/
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