静岡浅間神社は、「神部神社(かんべじんじゃ)・浅間神社(あさまじんじゃ)・大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)」が正式な名称で、「静岡浅間神社」は通称です。
神部神社は、約2100年前から駿河開拓の神様として鎮座し、平安時代からは「駿河国総社」という、現在の静岡県中部の神社の祭神を集合させた神社になりました。
それを受けて、富士山本宮から分社され、浅間神社は「富士新宮」として崇拝されています。
そして、大歳御祖神社は、古墳時代に物流や商業の要であった安倍川河畔の地域を護る「安部の市守護神」として創祀された神社です。
静岡浅間神社には、長い歴史に相応しく、様々な御朱印や御朱印帳が登場していますよ!
静岡浅間神社御朱印受付時間や場所は?
静岡浅間神社の御朱印は社務所でいただけます。
受付時間は、御祈祷の予約受付が9:00~17:00なので同じ時間帯と思われます。
少し時間がずれても受付してくださるようですが、そういった予定になりそうな場合は、予め、電話や公式ホームページ内のメールフォームで問い合わせをしてみてくださいね。
静岡浅間神社御朱印種類
静岡浅間神社の御朱印種類は、通常御朱印と特別御朱印があります。
【通常御朱印】
- 静岡浅間神社
- 神部神社
- 浅間神社
- 大歳御祖神社
- 麓山神社(はやまじんじゃ)
- 八千戈神社(やちほこじんじゃ)
- 少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
- 玉鉾神社(たまほこじんじゃ)
【特別御朱印】
- 節分祭特別御朱印
- 桃華祭(とうかさい)特別御朱印
- おついたち参り特別御朱印
- 廿日会祭特別御朱印
- 夏越大祓 特別御朱印
- 八千戈神社例祭の御朱印
その他、記念日や催し物などで、不定期に特別御朱印が登場することがあります。
最新情報は公式のインスタグラムに公開されるので、チェックしてみてくださいね。
通常の御朱印
神社の印と名称が記されたシンプルな御朱印です。
鎮座する三社には、神部神社が「駿河国総社」、浅間神社が「富士新宮」、大歳御祖神社が「安部の市守護」という、それぞれの神社を表す印が入っています。
境内社4社の御朱印は通常は書き置きですが、例祭の日は直接書いていただけることがあるようです。
節分祭特別御朱印
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節分の1日のみ限定でいただける御朱印です。
「節分祭」と金色と梅の濃い桃色が華やかですね。
桃華祭(とうかさい)特別御朱印
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3月3日に行われる桃華祭(とうかさい)の特別御朱印です。
江戸時代は久能寺の僧侶が菩薩舞を神前に奉納した大変由緒ある神事なんだそうです。
桃の華がとても可愛らしく散りばめられています。
廿日会祭特別御朱印
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毎年4月1日~6日まで行われる廿日会祭の限定御朱印です。
桃色と銀色の桜の印が美しいです。
初日の4月1日のみ、初日祭の印、4月5日のみ例祭の印を押していただけるので、お得感がありますよ。
夏越大祓(なごしおおはらえ) 特別御朱印
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毎年6月30日の夏越大祓式のみ限定でいただける御朱印です。
大祓式は半年間に犯した罪や穢れを祓って無病息災を祈るというお祭りです。
その中で使われる大茅(おおち)の輪くぐりの輪と形代(かたしろ)が印になって、お祭りの特徴がぎゅっと詰められていますね。
おついたち特別御朱印
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毎月一日に行われる、月次祭(つきなみさい)当日限定の御朱印です。
月ごとに押される印が変わり、その季節をより感じられるようになっています。
毎月集めたくなってしまいますね。
八千戈神社例祭の御朱印
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毎年10月15日に行われる八千戈神社例祭の当日のみ、通常の御朱印に「例祭」の印が押され、手書きしていただけます。
神社の名前になっている御祭神の八千戈命は因幡の白兎で有名な大国主神(おおくにぬしのかみ)の別称で、勝ち運のご神徳があるそうです。
勝負運を勝ち取りたいなら、一年に一度のこのチャンスを狙えば運気があがりそうです!
静岡浅間神社の定期的に頂ける御朱印は、すべて初穂料300円です。
静岡浅間神社期間限定御朱印と数量限定御朱印帳
静岡浅間神社は、国の重要文化財である楼門の漆の塗り替えを40年ぶりに行い、2020年12月1日にその作業が終了しました。
一般的な建物の工事が完了は「竣工」ですが、神社仏閣の場合は「竣功」といいます。
職人の繊細で丁寧な技術により、なんと3年もの年月をかけて完了したそうです。
そんな楼門の竣功をお祝いし、2021年3月末まで限定の御朱印と御朱印帳が出ています。
楼門竣功記念期間限定御朱印
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初穂料は300円です。
楼閣の御朱印
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生まれ変わった楼門の朱色が色鮮やかに映えていますよ!
獅子と力神(りきじん)の御朱印
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楼門の柱上部についている立川流彫刻という神社仏閣の装飾彫刻です。
金色の部分は金箔というから豪華ですね。
水呑みの龍の御朱印
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楼門の梁の部分にある「水呑みの龍」は、鱗も細やかに美しく輝いています。
御朱印の絵柄は上記三種類で、御朱印紙としていただくものになります。
社名は総称の「静岡浅間神社」だけでなく、境内にある七社から選ぶこともできますよ。
楼門竣功記念数量限定御朱印帳
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表紙に楼門、裏表紙に富士山が描かれ、まわりに浅間神社にまつわる様々なものをモチーフにしたイラストがちりばめられた、にぎやかで可愛らしい御朱印帳です。
サイズは一般的な御朱印帳の小サイズ16cm×11cmで、初穂料は1,500円です。
静岡浅間神社の御朱印帳のデザイン・サイズや価格
静岡浅間神社のオリジナル御朱印帳は2種類です。
境内茶色の御朱印帳
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境内の様子が墨絵で描かれていて、落ち着いた雰囲気ですね。
社殿青色の御朱印帳
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鮮やかな青と富士山の背景に社殿の朱が映えて、金色の文字が力強い印象です。
どちらもサイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は1,000円です。
静岡浅間神社の七社参り
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静岡浅間神社の境内の七社すべてを参拝すると万事の願いが叶うというなら、これは是非チャレンジしたいお参りですね!
参加方法は簡単で、社務所で御朱印札をいただき、それぞれの神社の前に専用の印が置かれているので、御朱印札の空欄に押していけば完成です。
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境内は広くて階段も多いので、挑戦する方は歩きやすい靴を履いていくことをオススメします。
静岡浅間神社の赤鳥守(あかとりまもり)
「赤鳥紋(あかとりもん)」という、櫛をモチーフにした紋がお守りに入っています。
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「赤い鳥と共に戦えば勝ち続ける」という神託を受けた今川家の初代当主範国が、赤鳥の笠験(かざじるし)を用いたことが、赤鳥紋の始まりです。
なぜ「赤鳥」が櫛の紋かというと、かつて櫛は衛生用品として用いられていて“垢取り”の意味があり、「赤鳥」という当て字が使われたからだとか。
この戦で武功をあげて駿河国の守護となり、静岡浅間神社に参拝した範国は、赤鳥の神託が浅間神社の神様からのものだと知ったのです。
それから駿河今川氏は代々静岡浅間神社を崇敬したのだそうです。
静岡浅間神社と今川氏には深いゆかりがあったんですね。
初穂料は800円で、通常版の他に期間限定でカラフルな赤鳥守も登場しています。
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さいごに
静岡浅間神社は、駿河国総社というだけあって、境内にはたくさんの神社があります。
この総社というものがなぜ発生したかはご存じですか?
古代から中世の時代、国から地方へ派遣された役人は、赴任後にその地方の定められた神社を順に参拝するという務めがありました。
巡回の諸々を省くため、それら神社を一つの神社にまとめる制度の中で総社は誕生したのです。
ということは、駿河国総社である静岡浅間神社をお参りすれば、静岡県の中部エリアの神社をほぼお参りしたも同然ということですね!
全ての神社をお参りして、駿河の神様たち皆さんにご挨拶してみてはいかがでしょうか?
静岡浅間神社の詳細 | |
住所 | 静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1 |
電話番号 | 054-245-1820 |
公式HP | http://www.shizuokasengen.net/ |
公式SNS | |