明治神宮は、原宿駅から徒歩1分の場所に鎮座する初詣参拝客数トップを誇り、また明治天皇を祀る東京を代表する神社です。
若者の街で有名な原宿の街のど真ん中に突如現れる鎮守の杜は、大都会にあるとは思えない大自然が広がり、その広さは東京ドーム15個分になるとか!
2012年には、ミシュランガイドで有名なミシュランが選ぶ「日本の3つ星観光地20選」にも選出され、騒然とした都会のオアシスとして人びとの憩いの場になっています。
生前仲睦まじかった明治天皇とそのお妃・昭憲皇太后ご夫妻が祀られていることから、恋愛成就や良縁運のご利益があると言われ、またその他にも、商売繁盛や合格祈願などの幅広いご利益がある明治神宮の御朱印について紹介していきます。
明治神宮の御朱印受付時間や場所
御朱印は、境内のほぼ中央にある御社殿に隣接している「神楽殿」で、9時から閉門まで受付しています。
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「神楽殿」までは入り口から歩いて10分ほどかかりますが、とても立派な建物で目立つので分かりやすいです。
閉門時間は以下の通りです。
月 | 開門時間 | 閉門時間 |
1月 | 6時40分 | 16時20分 |
2月 | 6時20分 | 16時50分 |
3月 | 5時40分 | 17時20分 |
4月 | 5時10分 | 17時50分 |
5月 | 5時00分 | 18時10分 |
6月 | 5時00分 | 18時30分 |
7月 | 5時00分 | 18時20分 |
8月 | 5時00分 | 18時00分 |
9月 | 5時20分 | 17時20分 |
10月 | 5時40分 | 16時40分 |
11月 | 6時10分 | 16時10分 |
12月 | 6時40分 | 16時00分 |
週末は混む時間もあるようですが、私が御朱印をいただいた平日のお昼頃は全く並ばずにスムーズにいただけました。
御朱印はいただかず、境内をのんびり散策しに行く事もありますが、平日、の日中はそう混雑することはない印象です。
ちなみに、平成から令和に変わった4月30日と5月1日には、平成最後の最終日の御朱印と令和元年初日の日付の御朱印をいただこうとたくさんの人が訪れ、なんと10時間の行列ができたとか!!
現在、神楽殿に入れる人数は、“密”を避けるため、代表者を含め5名までに制限されています。
明治神宮の御朱印や御朱印帳の種類、限定はある?
明治神宮の御朱印、御朱印帳は基本的には1種類のみの扱いになります。
ですが、御鎮座100年記念となる2020年には限定の御朱印、御朱印帳が頒布されました。
明治神宮の御朱印
明治神宮の御朱印は1種類なのですが、御朱印の右上にある「皇紀年」の印が毎年変わります。
御朱印に書かれる「皇紀」とは、日本の起源を「日本書紀」において神武天皇が即位した「西暦起源前660年」を元年として計算したもので、正式名称は「神武天皇即位紀元」といいます。
ちなみに今年令和3年は、「皇紀二千六百八十一年」です。
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きちんとした知識を事前に知ることで、御朱印のありがたさもより一層感じることができそうです。
「皇紀年」の印が毎年変わるのである意味「限定の御朱印」と言っても良いかもしれませんね。
御朱印の中央上部には、御祭神である明治天皇と昭憲皇太后にちなんだ「菊」と「桐」の重ね紋。
皇室ゆかりの2つの紋章を合わせて使用できるのはここ明治神宮だけで、特に格式の高い神社ということを表しています。
現在は、書き置きの御朱印のみの取り扱いになっています。
初穂料は、500円です。
また、2020年には御鎮座100年の記念の年ということで、限定で、「皇紀年」の印の部分が「鎮座百年祭記念」になったことがあります。
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この年には「鎮座百年祭記念」の特別な御朱印帳(初穂料2,000円)も頒布されました。
明治神宮のオリジナル御朱印帳のデザイン・サイズや価格
明治神宮の御朱印帳は基本的には1種類で、紫色と白色の剣花菱柄のちりめんを使った上品なデザインです。
ビニールカバー付いていて、ビニールカバー裏面には氏名記載欄があります。
サイズは、一般的サイズの横11cm×縦16cm。
御朱印帳を開くと、表紙裏に明治天皇と昭憲皇太后のお名前、そしてお二人にまつわる御祭典の日時が記されています。
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初穂料は、御朱印込みで1,500円です。
基本的には1種類の御朱印帳ですが、先に書いたように、御鎮座100年記念の2020年には限定の御朱印帳も頒布されました。
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表紙裏には明治天皇が詠われた和歌が記され、こちらは、初穂料2,000円でした。
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明治神宮カフェ CAFÉ「杜のテラス」
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原宿駅西口から歩いてすぐ、明治神宮の原宿口鳥居の目の前にあるのが、CAFÉ「杜のテラス」です。
こちらは、以前からあった小さなカフェが、2020年に境内の代々木公園側に移転しました。
明治神宮の杜との一体感を感じられるよう、木部には国産材と明治神宮御造営時の献木の枯損木も使用されており、テーブルにはそれぞれ使用した枯損木の刻印が押されています。
木の素材で仕上げた優しい外観とウッドデッキが印象的で、まるで森のリゾートへ訪れたような開放感を満喫できます。
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杜のテラスには、桜のカプチーノや七夕シトラスゼリーなど、季節折々の美味しそうなメニューがありますが、その中でも私が気になるのは「明治の山茶」です。
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「明治の山茶」は、千二百年前の中国の古書に載っている「古式農法製天然山番茶」と言われる、秋に摘んだ茶葉を蒸して開いたまま天日で干し、乾燥してから炒って仕上げる製法で作られているそうです。
この、希少価値の高い古代農法製のほうじ茶をぜひ今度参拝した時にいただいてみたい!!と思いました。
ちなみに明治の山茶は、ラテでも頂けるそうです。
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コロナ禍にリニューアルオープンしただけあって、狭くて閉塞感のある空間に抵抗のある今の時代にぴったりなカフェで、ゆったりくつろいだ時間が過ごせそうですね。
さいごに
若者の街、原宿からほど近い明治神宮。
自然豊かな境内に一歩入れば、マイナスイオン、そして自然のパワーたっぷりの杜で、大都会にいながら、日常の喧騒を忘れ、静寂な時間を過ごすことができます。
参拝後は、カフェやショッピングなどももちろんですが、四季折々の美しい景色を堪能できる代々木公園、ドラマのロケにもよく使われている明治神宮外苑のいちょう並木もすぐ近くにあるので、散策をするのもおすすめです。
また、原宿駅から徒歩5分のところには、幕末から昭和初期の日本を背負い、いくつもの海戦を勝利に導いた英雄・東郷平八郎が祀られる「勝利の神社」として有名な「東郷神社」もあります。
明治神宮から少し足を伸ばせば1日で2つの御朱印をいただくことができるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
明治神宮の詳細 | |
住所 | 東京都渋谷区代々木神園町1-1 |
電話番号 | 03-3379-5511 |
公式HP | https://www.meijijingu.or.jp |
公式SNS | |