今回ご紹介するのは、江戸東京に鎮座し、約千三百年の歴史をもつ神田明神です。
神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内地区とまさに東京の中心とも言える場所の氏神さまです。
徳川家康が関が原の戦いの前に神田神社で戦勝祈願し、見事勝利。
以後、「江戸の総鎮守(守り神)」として、代々の将軍から大切にされてきました。
神田、日本橋、秋葉原・大手町といったビジネス街の”氏神”とされていることから、初詣には、周辺の大企業で働くサラリーマンがスーツ姿で集団参拝するそうで、毎年約30万人もの人出を集めるそうです。
そんな神田明神の御朱印や御朱印帳を中心にご紹介していきます。
神田明神の御朱印受付時間や場所は?
御朱印は、隨神門をくぐり境内に入って左手にあるだいこく様ご尊像のすぐ後ろにあるEDOCCO(神田明神文化交流館)にていただけます。
隨神門をくぐって左手にだいこく様尊像があります。
高さは6.6mあり、重さはなんと30トンあるとか!
石造りでは日本一大きなだいこく像だそうで、目の前で見るとものすごい迫力です!
このだいこく様ご尊像のすぐ裏にEDOCCOがあります。
EDOCCOは、2018年に伝統×革新をコンセプトに創建1300年記念事業で建てられた施設で、とても綺麗で立派な建物なのですぐわかると思います。
EDOCCO 1Fのショップの営業時間は9時から18時ですが、御朱印の受付は、9時から16時で、現在は書き置きのみの対応です。
神田明神の御朱印
神田明神の御朱印には、通常の御朱印のほか、行事、イベントなどにちなんだ期間限定の御朱印、東京十社巡りの御朱印があります。
こちらは、平成28年に東京十社巡りでいただいた御朱印です。
こちらは令和4年3月にいただいたもの。
干支の虎が描かれています。
こちらは2018年の御朱印。
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この時には印刷されたものを2枚別紙で頂く形でしたが、2022年からは片面の御朱印に変更になっています。
令和3年年9月には、将門塚改修工事竣工記念の御朱印が頒布されました。
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こちらは、令和4年1月1日から配布されただいこく祭限定の御朱印。
大人気で1月3日には配布終了となったそうです。
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そしてこちらは令和4年6月に配布されている夏越大祓式に合わせた建速須佐之男命と茅の輪が描かれた御朱印です。
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どの限定御朱印もとても迫力がありますね!
限定の御朱印が出る場合は公式ホームページなどで案内があるのでぜひチェックしてみるといいですね!
初穂料は、通常の御朱印は300円、限定の御朱印は500円です。
神田明神の御朱印帳のデザイン・サイズや価格
神田明神オリジナルの御朱印帳は、鳳凰の姿が素敵な赤と青の2色があります。
サイズは、小さなサイズ(16×11センチ)、初穂料は、御朱印代とは別で1,000円です。
また、ビニールカバーは別売り100円です。
他に東京十社巡り用の木製の表紙のご朱印帳も初穂料1,200円であります。
神田明神オリジナルの御朱印帳の他に、EDOCCO内には、可愛らしい御朱印帳もたくさん揃っています。
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中でも、東京産ひのきの御朱印帳は3300円で、シンプルながらもとても立派で目をひきます。
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神田明神のご利益
神田明神では、祭神として一ノ宮には「大黒様(縁結びの神)」、二ノ宮が「恵比寿様(商売繁盛の神)」、三ノ宮に「平将門命(あらゆる勝負運の神)」が祀られていることから、
主に、縁結び・商売繁盛・健康祈願・勝運(勝負運)のご利益を得ることができます。
神田明神はもともとは平将門首塚のある場所(現在の大手町のあたり)にあった事から平将門を祀る神社となりました。
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その大手町は現在大規模な再開発が行われていますが、これまでに幾度となく将門塚の取り壊しを試みるも、その都度事故や不審死が起こり将門塚だけは再開発の対象外となっていることでも有名です。
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まさに最強ならぬ最恐のパワースポットですね!
EDOCCOでは、内装だけでなく、グッズにも平将門と縁のある多摩産材を使用しているそうです。
神田明神のお守り
神田明神のお守りは、EDOCCOに入ってすぐ右手の売り場で拝受できます。
ものすごい数のお守りがあります!
お守りの数はとてもたくさんあるので迷ってしまいそうですが、その中でも目を引くのが「ITお守り」です。
コンピューターの機能安全祈願とは、お守りとデジタルの新旧の融合がとても珍しいですよね。
さすが、電気街、ビジネス街がある都心ならではのお守りですね。
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初穂料は1,000円です。
また、徳川家康が神田明神で祈願し、関ヶ原の戦いに勝利したことに由来して有名なのが、こちらの「勝守(かちまもり)」です。
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勝負事だけでなく、商談成立や学業成就のご利益もあるとか。
初穂料は500円です。
また、ちょっとかわいくて珍しいお守りとしては、この「おねがい兎守」をご紹介します。
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木彫りのお願い事をしているうさぎがとてもかわいいですよね。
短冊に願いを書いてうさぎと一緒に持ち歩くと願いが叶うと言われています。
初穂料は800円です。
なお、夜間お参りされた方にもお守りをお受けいただけるよう「夜間自動頒布機」が設置してあります。
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神田明神のおみやげ
EDOCCOでは、御朱印、お守りのほかにも、参拝の記念、お土産にぴったりなたくさんのグッズが売られています。
縁起物の盛り塩、招き猫、お菓子、マスクなど、沢山の商品が揃っていて、みるだけでも楽しく私も思わず長居してしまいました。
招き猫も沢山の種類があります。
素敵な和柄のハンカチが充実しています。
何か参拝の記念に…と思っていたら、こんなかわいい物を発見!
高さ1.5センチほどの小さな招き猫ミニセットです!
こちらを購入しました!
こちらの「福おいで招福招き猫ミニセット」は、320円でした。
また、おまいり豆もEDOCCOの人気商品です。
私が伺った時には深煎りきなこ味とみそぴーなっつの2種類の味がありましたが、こちらは季節によってお豆の内容が変わるそうです。
深煎りきなこ豆。
私はみそぴーなっつを買ってみました!
お砂糖で覆われていて、甘い中にもお味噌のしょっぱさ、そしてお豆のぽりぽり食感が絶妙でとてもおいしかったです。
250円とお値段もお手頃です。
またこちらの虎塩、金色の包みが厳かでいかにもご利益がありそうですよね!
品揃えがとても豊富できっとお気に入りの記念品、お土産が見つかると思います。
EDOCCOの営業時間は、9時から18時までです。
神田明神へのアクセス
神田明神へのアクセスは、JR中央線・総武線 御茶ノ水駅(聖橋口)より徒歩5分
また東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅(1番口)、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅(B1出入口)、東京メトロ銀座線 末広町駅 、東京メトロ日比谷線 秋葉原駅 からもそれぞれ徒歩5分〜7分で行くことができます。
駐車場は、若干数あるようですが、上記の通りいろいろな路線からアクセスが良いので是非公共交通機関を利用されることをおすすめします。
さいごに
神田明神は、創建1300年と歴史ある神社ですが、近年はアニメとのコラボで若い人にも人気のパワースポットです。
また、神田明神と言えば江戸時代から続く伝統の明神甘酒が有名です!
神田明神の鳥居の裏に甘酒屋の老舗 「天野屋」の看板が見えます。
甘味処の玄関は鳥居を出た並びです。
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神田明神の参拝の後に、甘酒を飲んでほっと一息つくのはいかがでしょうか?
さらに、神田明神の目の前には、史跡湯島聖堂があります。
湯島聖堂も学業成就のご利益があるとされるパワースポットとして有名で、御朱印もいただけるので、ぜひ神田明神と一緒に立ち寄ってみるのがおススメです。
私がお参りした日には、なんと神馬のあかりちゃんがお散歩に出かける所に遭遇できました!
「江戸の総鎮守」として将軍家から庶民まで幅広い層に親しまれる神田明神。
境内には、主要な見所のほか、日本の国家、君が代でも歌われているさざれ石の実物、本社殿裏には7つの神社、江戸の人々が力比べをした力石、など隠れた見どころも沢山あります。
銭形平次の碑の隣には、銭形平次の子分「八五郎」の小さな碑も。
鎌倉時代からあると言われるお百度参りの起点の石「百度石」。
境内の裏手まで見所があるので、隅々までまで巡り、宝探しのようにお参りを楽しむのもお薦めです。
神田明神の詳細 | |
住所 | 東京都千代田区外神田2丁目 |
電話番号 | 03-3254-0753 |
公式HP | https://www.kandamyoujin.or.jp/ |
公式SNS | X Facebook Instagram |