岩手県の神社と言えば、「盛岡八幡宮」とともに代表格といえるのが「駒形神社」です。
今回は、駒形神社の御朱印情報を中心にお守りや駐車場の情報を紹介していきます。
駒形神社について
駒形神社は「駒ヶ岳」という山をご神体山とし、「駒形大神」と総称される六柱『天照大御神 (あまてらすおおみかみ)、天常立尊 (あめのとこたちのみこと)、国狭立尊 (くにのさたちのみこと)、吾勝尊 (あかつのみこと)、置瀬尊 (おきせのみこと)、彦火尊 (ひこほのみこと)』を祭神とします。
ご神体山を「奥宮」といい、本殿のある「本宮」そして、その間に「里宮」と呼ばれる三か所の聖地からなります。
神社の創建には、赤城山をご神体山とする「赤城神社」を創始した上毛野氏一族がかかわったともいわれます。
また、他にも様々な伝承が在りますが、坂上田村麻呂の愛馬を祀ったことや源義家が創建に関わったとも言われ、神社の由来には「馬」がかかわっていること(鎮座地が軍馬の生産地であったことも関係しているようです)もあり、駒形神は馬の守護神とされています。
本殿のある「本宮」はJR東北本線「水沢駅」の近くにあり、五月の春祭りには「子供騎馬武者行列」が行われることで有名です。
駒形神社の御朱印受付時間や場所は?
駒形神社の御朱印受付は授与所で、神門入って左手にあります。
お守りなどもこちらで授与され、午前9時00分~午後5時00分頃(正月を除く。)までとなります。
駒形神社の御朱印種類と初穂料(御朱印料)
御朱印は3種類、「本殿」「別宮」「奥宮」があります。
- 本殿:駒形神社の御朱印
- 別宮:鹽竈神社の御朱印
- 奥宮:駒形神社奥宮の御朱印
授与所の前には授与される御朱印の種類が掲示されています。
御朱印料は各300円です。
駒形神社の御朱印
駒形神社の御朱印は、季節ごとに変わります。
光の反射で見えにくいですが、季節の馬の印は春が「櫻」夏は「花火」秋は「銀杏と紅葉」冬は「雪」となります。
鹽竈神社
もともとこの神社は駒形神社とは独立した神社でしたが、明治時代に奥宮や里宮が参拝不便な地にあるということで、鹽竈神社の本殿に駒形神社の仮の遥拝所が設けられ、その後鹽竈神社の境内地が「駒形神社」のものとなり現在に至っています。
鹽竈神社の本殿は駒形神社の本殿となり、鹽竈神社は境内にあった「春日神社」に移され、そこが鹽竈神社(別宮)となりました。
右上に「駒形神社別宮」の印があり、中央には「鹽竈神社」の印があります。
中央には大きく「鹽竈神社」と揮毫がされています。
駒形神社奥宮の御朱印
駒形神社奥宮は駒ヶ岳の山頂にあります。
駒ヶ岳の駐車場から約2時間半かかる道のりで、熊も出没するという話なので登山するには経験が必要と思われます。
この御朱印は登山した人のみ頒布されます。
登山したという何らかの証明がいるのかと思い、神社にお問い合わせをすると、「駒ヶ岳に登りました」と授与所で申し出ることと、可能ならば駒ヶ岳山頂の写真などを提示していただくとありがたいとうことでした。
駒ヶ岳山頂の写真を証明書とすると考えていいと思います。
なお、駒形神社では、毎年8月1日~8月2日にかけて駒ケ岳に登り、山頂の駒形神社奥宮に参拝する「奥宮登拝祭」があり、現在は岩手県在住の方、若しくは登山経験者のみ参加となっていますが、県外在住の人の参加が再開されれば道が開けるかもしれません。
夏詣(なつもうで)の企画期間限定御朱印
夏詣(なつもうで)の企画として期間限定御朱印が頒布されます。
期間は、6月30日から8月お盆過ぎまでで、書置きの頒布になります。
今日からですね!
駒形神社オリジナル御朱印帳のデザイン・サイズや価格
駒形神社では、オリジナル御朱印帳と全国一ノ宮の御朱印帳が頒布されていました。
神門の柱などに御朱印帳の詳細が紹介されていて、授与所に見本はありません。
駒形神社オリジナル御朱印帳は小判サイズで初穂料は御朱印込みで2,000円です。
桜の中を子供武者が行列を成して歩くイラストが描かれ、裏には石柱と石鳥居を彩る桜の様子を描いています。
駒形神社のお守り
駒形神社では様々なお守りが授与されています。
特に「駒」の字と神社の由緒もあり、「馬」を主体としたお守りが多いです。
うまく形に成る御守((おまくかたちになるおまもり)
駒形の文字から、馬句(うまく)形(かたち)に成るよう、ご祈願した御守りです。
努力してきたこと、頑張っていることが、上手く形になり幸運が訪れますように・・。
馬のシルエットも素敵な御守りです。
駒という漢字を部首の「馬」と残りの「句」に分けて、訓読みして語呂合わせしています。
初穂料は1,000円です。
左馬御守(ひだりうまおまもり)
左馬は、「馬」の文字が逆さに書いてあります。
「うま」を逆から読むと「まう」になり、めでたい席で催される「舞い」を思い起こさせるため、「左馬」は福を招く言葉とされています。
開運招福の御守りで初穂料は同じく1,000円です。
この他に「開運ひょうたん守り」、「金色の馬御守」など様々なお守りがあるので自分にドンピシャなお守りが見つかるかもしれませんよ。
駒形神社アクセス&駐車場情報
駒形神社へは、新幹線の「水沢江刺」駅から「水沢駅」方面行きのバスに乗り、水沢駅で下車してから水沢公園方面へ徒歩で行くか、直接タクシーで乗り込むのがいいです。
神社は水沢公園のすぐ隣にあり、比較的わかりやすいです。
この水沢公園を左折すると駒形神社の鳥居が見えます。
新幹線の駅である「水沢江刺駅」前には、タクシーを予約すると迎えのタクシーが止まる待合所があり、南部鉄器の茶瓶の大きなオブジェが目印です。
奥州市はタクシーにめぐまれており、中でもお勧めのタクシー会社は「水沢タクシー」と「北都交通」です。
後述する、黒石寺や正法寺(しょうぼうじ)などもこのタクシーを利用すると定額で利用できます。
さいごに
岩手県の「駒形神社」の周辺にも寺社がありますが、奥州市の名刹といえば「黒石寺」と「正法寺」です。(2寺はあらためてご紹介します)
黒石寺の本堂と収蔵庫は拝観予約が必要で、どちらも御朱印があり、正法寺には2種類の御朱印帳もあります。
この二か所は平日はバスで行くことも可能ですが、便も少ない上に黒石寺まではかなり歩く必要があり、タクシーをチャーターして巡礼したほうが便利です。
先ほど紹介したタクシー会社では、駅から定額で正法寺に行けるサービスなどがあるのでご利用してみてはいかがでしょうか。
陸中一宮駒形神社の詳細 | |
住所 | 岩手県奥州市水沢中上野町1-83 |
電話番号 | 0197-23-2851 |
公式HP | http://komagata.iwate.jp/ |
公式SNS | |