大阪市北区天神橋にある大阪天満宮は、学問の神様である菅原道真公が祀られていることから、多くの受験生が訪れる神社として知られています。
道真公の命日にちなんで全国の天満宮で開かれる天神祭というお祭りのうち、大阪天満宮の天神祭は日本三大祭や大阪三大祭の一つとなるほど有名です。
メインは7月24日の宵宮と7月25日の本宮で、催し太鼓や神輿行列などの派手な催しを一目見ようとたくさんの観光客が集まり、毎年たいへんな賑わいをみせています。
大阪文化の一つを作り出したといえる、大阪天満宮の御朱印や御朱印帳などについて紹介します。
大阪天満宮の御朱印・御朱印帳の25日って何?
大阪天満宮では、毎月25日は天神さんの御縁日とされています。
天満宮で祀られている菅原道真公は、誕生日が6月25日で、薨去(こうきょ)されたのが2月25日であるとされているからだそうです。
大阪天満宮では、毎月25日のみ、御縁日限定の御朱印と御朱印帳が登場します。
大阪天満宮の表門の天井に設置されている方位盤がデザインされています。
天満宮では鶏は不吉とされているため、酉の場所には鳳凰がいません。
参拝の時には実物も見て確認してみてくださいね。
サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は2,200円です。
限定御朱印帳いただける限定御朱印はこちら。
25日はお祭りが開かれる月も多いので、お祭りも御朱印も一緒に楽しめますよ!
大阪天満宮の御朱印、受付時間や場所
大阪天満宮の御朱印受付場所は、手水舎の奥にある授与所です。
表大門から中に入ると、正面に本殿、右手側に手水舎が見えます。
(現在は感染症対策で使用できないようになっています)
手水舎の奥にある授与所には「御朱印受付」の看板が出ているので、そちらに向かってください。
御朱印は参拝した証明にいただくものなので、こちらの本殿でお参りしてから授与所にむかってくださいね。
こちらの蛭子門は表大門と同じ道路に面しているので、この門をくぐって右に曲がれば左手に正面に手水舎が見えます。
御朱印の受付時間は拝観時間と同じ、9:00~17:00です。
大阪天満宮の御朱印種類
大阪天満宮の御朱印種類は、通常の御朱印と期間限定の御朱印があります。
【通常の御朱印】
- 大阪天満宮の御朱印
・手書き
・書き置き2種:ブルー・ピンク
【期間限定の御朱印】
- 初詣三が日の御朱印
- 天神祭の御朱印
・催し太鼓と神輿
・船渡御(ふなとぎょ)
・陸渡御(りくとぎょ) - 御縁日の御朱印
大阪天満宮の御朱印
大阪天満宮の御朱印を紹介していきます。
通常の御朱印
手書きの御朱印
書き置き2種:ブルー・ピンク
梅の上に斧が交差した紋は、おそらく現在の社紋の梅と、昔の社紋で菅原家の家紋でもある斧鉞菊紋(ふえつきくもん)をあわせたものと思われます。
明治維新後、菊紋は皇室による使用制限があったため変更されたそうです。
ブルーは爽やか、ピンクは華やかで、色によって全然違う印象になりますね。
手書き・書き置きどちらも初穂料は1枚500円です。
期間限定の御朱印
初詣三が日限定の御朱印
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初詣の様子を写生したような温かみがある背景のイラストは、よく見ると参拝者がみんなマスクをしています。
感染予防をしっかりして、悪疫退散ですね。
初穂料は500円です。
天神祭の御朱印
天神祭の御朱印は、「催し太鼓と神輿」「船渡御(ふなとぎょ)」「陸渡御(りくとぎょ)」の3種類です。
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左:船渡御(ふなとぎょ)中:陸渡御(りくとぎょ)右:催太鼓と神輿
【船渡御(ふなとぎょ)】
陸渡御でやってきた人たちをはじめとして、総勢1万人、約100隻の船が約7kmのコースを渡るという、これもまた大規模な催しが船渡御です。
当日は見学の人たちがつめかけて、船だけでなく橋の上も、御朱印の絵どおりぎゅうぎゅうになっているみたいです。
【陸渡御(りくとぎょ)】
大阪天満宮から天神橋まで約3kmのコースを、総勢3000人の行列が進んでいくという、とても大規模な催しが陸渡御です。
神輿や太鼓だけでなく、当時の扮装をした様々な人たちが通るので、ずっと見ているだけで楽しそうですね。
【催太鼓と神輿】
けたたましい太鼓の音や力強いお神輿の掛け声が聞こえてきそうで、お祭りの賑やかさが伝わってきますね。
天神祭り神輿は2種類あり、それぞれ屋根の上に玉神輿は宝珠が、鳳神輿は鳳凰がのっていて、御朱印もちゃんと両方描かれています。
3種は全て書き置きで、初穂料は500円です。
大阪天満宮の御朱印帳種類・サイズや価格
カラフルな梅の花にまじって黒地の梅の花も大小とちりばめられていて、大人っぽい可愛らしさがありますね。
サイズは一般的な御朱印帳の小サイズ16cm×11cmで、初穂料は1,500円です。
肌寒い日の雲に暖かい日光がかかったような背景に咲く小さな梅の花は、春の訪れを感じさせてくれているようです。
サイズは一般的な御朱印帳の小サイズ16cm×11cmで、初穂料は1,500円です。
願い玉で運試しをしよう!
大阪天満宮に訪れた時は、「願い玉」で運試しはいかがでしょうか?
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「願い玉」は刻まれている文字の色が全部で6色あります。
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願い事に応じた願い玉を初穂料500円で入手します。
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境内祖霊社横にある星合池にはカラフルな梅の花が浮かんでいて、自分が選んだ願い玉と同じ色の花びらに願い玉を投げ入れることができれば、願いは成就するそうです。
日によっては、花びらの上に願い玉がのりすぎていて入れるのが難しいこともあるようなので、平日や早めの時間にチャレンジしたほうが願いは叶いやすいかもしれませんよ。
毎月25日限定お守り「天御守」
令和3年10月25日より毎月25日は天神さんの御縁日でしかいただけない限定御朱印と御朱印帳の他に「天御守」の授与が始まるそうです。
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数量限定などは無さそうですが、競争率が高そうですね。
大阪天満宮周辺御朱印巡り
大阪天満宮より徒歩20分圏内に露天神社(つゆのてんじんじゃ)があります。
露天神社(お初天神)
露天神社の別称「お初天神」にちなんだ「お初天神通り商店街」があり、大阪グルメを堪能することができます。
露天神社の御朱印と御朱印帳は、お初天神と呼ばれるようになった馴れ初めの徳兵衛とお初の姿をあらわされている所があります。
是非、大阪グルメと一緒に大阪天満宮から露天神社へ足を運んではいかがでしょうか。
天龍山法善寺
大阪ミナミの繁華街に位置する法善寺横丁は、天龍山法善寺を擁する大阪の美味しいもの集まった人気のグルメスポットです。
法善寺横丁の人気グルメもどうせなら一緒に堪能したいですよね!
宿泊計画で訪れるならゆっくり出来るので是非おすすめです。
さいごに
星合池に浮かんでいるのは梅の花、境内には梅花殿という建物があって、社紋だって梅紋・・・と、天満宮は梅の花づくしです。
これは菅原道真公の家紋が梅紋だったから、ではなく、道真公は梅が大好きだったことにちなんでいます。
類稀なる学問の才能でスピード出世した道真ですが、策略にはまって、政治の中心である京都から太宰府への左遷が決まった際、京都の自宅に大切に植えた梅の木と離れる寂さを和歌にしています。
「東風吹かば 匂ひおこせる 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
本当に梅が好きだったんですね。
大阪天満宮では、梅の季節に「てんま天神梅まつり」が開かれます。
道長公も愛した梅をじっくり楽しんでみてくださいね。
大阪天満宮の詳細 | |
住所 | 大阪市北区天神橋2丁目1-8 |
電話番号 | 06-6353-0025 |
公式HP | https://osakatemmangu.or.jp/ |
公式SNS | |