必ず何について記事にしていくか(紹介していくか)を文面を入れて下さい。
京都の八坂神社は、日本三大祭りの一つ「祇園祭」が行われることで知られる神社です。
起源は諸説ありますが、飛鳥時代、高句麗から来日した使者が素戔嗚尊(すさのおのみこと)を八坂郷の地に祀ったことといわれています。
そして、平安時代、度重なる疫病や災害を受け、牛頭天王(ごずてんのう:日本における神仏習合の神)を祀る御霊会(ごりょうえ:鎮魂の儀)が行われたことにより、祇園祭は始まりました。
主祭神は素戔嗚尊、妻の櫛稲田姫命 (くし(い)なだひめのみこと) 、子の八柱御子神 (やはしらのみこがみ) という 素戔嗚尊一家にちなんだ様々なものが展開する、八坂神社の御朱印やお守りなどについて紹介します。
八坂神社(京都)御朱印種類・受付時間や場所
八坂神社の御朱印受付場所は、社務所前にある授与所で、「御朱印受付」の看板があるのでわかりやすくなっています。
受付時間は、手書きの場合は9:00~16:00、それ以外の時間は書き置きです。
ただし、神事や行事より終了時間が早まる場合があるので、スケジュールは公式サイトでご確認ください。
御朱印種類は、通常の御朱印と期間限定の御朱印があります。
【通常の御朱印】
- 八坂神社朱印
- 悪王子社朱印
- 疫神社朱印
- 蛭子社朱印
- 大神宮社朱印
- 美御前社朱印
- 大国主社朱印
- 玉光稲荷社朱印
- 刃物神社朱印
- 又旅社朱印
- 冠者殿社朱印
八坂神社朱印の御朱印料(初穂料)は手書きは500円で、それ以外は書き置きで300円。
【期間限定の御朱印】
- 青龍朱印
- 御霊会朱印
- 恵方朱印
- 三社詣 朱印色紙
- 京都五社めぐり
御朱印料(初穂料)は500円です。
※京都五社めぐりは色紙込み1,000円、朱印のみ300円。
八坂神社(京都)の御朱印
八坂神社の御朱印を順番に紹介していきます。
通常の御朱印
八坂神社の御朱印
「祇園社」というのは明治以前の八坂神社の名称です。
左三巴と木瓜(もっこう)という二つの紋が重なった、あまり見ない神紋です。
神紋は祭神によって決まっていて、多くは主祭神のものを使うそうなのですが、同列で祀っている神様がいる場合は複数になることもあるそうです。
境内でもこの二つ重なった紋が使われているので、探してみるのも楽しそうです。
悪王子社の御朱印
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「悪」は「強力」という意味で、素戔嗚尊の荒々しい面の神霊「荒魂(あらみたま)」を祀っている、摂社の御朱印です。
ヤマタノオロチを倒したことで知られる素戔嗚尊なら、勇猛果敢な魂のおすそわけがいただけそうですね。
疫神社の御朱印
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蘇民将来社(そみんしょうらいしゃ)とも呼ばれる、スサノオの厄払いの説話を起源とする民間信仰に基づく厄除けの神様の御朱印です。
大きく書かれた「疫」の文字がスサノオの力強さも感じられます。
蛭子社の御朱印
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商売繁盛の神様でおなじみ「えべっさん」が祀られている神社の御朱印です。
平安時代から祀られた古くからの歴史ある八坂神社のえべっさんの、現在の社は江戸初期に建造されたもので重要文化財に指定されています。
北向きの社は珍しいので、参拝の時にはそこもチェックです。
大神宮社の御朱印
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「大神宮」とは、伊勢神宮の内宮・外宮両方の神様をお祀りしている神社を指します。
伊勢神宮内宮の御祭神天照大神は八坂神社御祭神素戔嗚尊の弟という繋がりがあるんです。
天照大神と素戔嗚尊の御神札を家庭で祀ると、無病息災、家内安全、商売繁盛が祈願できるそうなので、御朱印も外せませんね!
美御前社(うつくしごぜんしゃ)の御朱印
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美容の神様が祀られている、美のパワースポットとして知られる神社の御朱印です。
見た目の美はもちろん、心の美や、美容関係の職業などでもご利益があるそうです。
男女のこだわりなく、お参りしてみてはいかがでしょうか。
大国主社の御朱印
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御祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)は、本殿に祀られている素戔嗚尊の子もしくは六代の孫といわれていて、「因幡の白兎」の伝説が有名です。
救った兎が縁となって後の妻となる八上比売(やかみひめ)と出会えたことから、縁結びの神様として祀られています。
伝説をもとにした大国主命とウサギが向き合う石像が可愛らしのでお見逃しなく。
玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)の御朱印
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五穀豊穣・商売繁盛の神様が祀られていて、命婦稲荷社(みょうぶいなりしゃ)という奥社があります。
緑の中にたたずむお社はとても風情があります。
刃物神社の御朱印
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刃物を祀る神社というとピンと来ないかもしれませんが、刃物に関わることはもちろん、刃物の特性から、苦難を断ち切って未来を切り開くご利益もあります。
何か新しいことを始める時のお参りによさそうですね。
又旅社の御朱印
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祇園祭の神輿が奉納されていて、「還幸祭」前日にオハケという三本の御幣を立てる儀式が行われる神社です。
オフシーズンの間は残念ながら神輿を見ることはできませんが、御朱印はいただけますよ。
冠者殿社の御朱印
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境外の摂社ですが、八坂神社にて御朱印をいただけます。
御祭神の素戔嗚尊が天照大神との誓約で偽りのない心を証明したという話から、毎年10月20日に冠者殿社祭と誓文払いの福引が行われています。
神前で福引だなんて、幸運が上乗せされそうです。
期間限定の御朱印
青龍の御朱印
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水墨画の淡いながらも力強さのあるタッチが霊験あらたかさを高めています。
八坂神社のある東山の地は、四神相応(しじんそうおう)によると、京の都の中で「青龍」の方角とされ、本殿の下には青龍が住んでいるといわれている池(龍穴)があり、それらが描かれています。
1日100枚限定の御朱印なので、手に入れたい方はお早めに!
御霊会の御朱印
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ちりばめられた祇園祭の小さな山鉾や神輿などが可愛らしい御朱印です。
祇園祭の期間(7月1日~7月31日)限定です。
恵方の御朱印
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八坂神社と呼ばれるより前の、祇園社であった時代、御祭神に「歳徳神(としとくじん)」という福徳をつかさどる神様がいて、この神様がいる方角がその年の恵方であるとされています。
歳徳神の姿が描かれた御朱印を持てば、いつでもどこでも恵方になるかも!?
12月13日~2月3日の期間限定の御朱印です。
三社詣 朱印色紙
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宝船が描かれたおめでたい色紙に、北向蛭子社(蛭子社)、大國主社(大国主社)、八坂神社の印がいただける、三社詣の期間限定ご朱印です。
境内で完結できる御朱印巡りというのは大きな神社ならではですね。
三社詣のある1月9日~10日の午前10時~午後6時の期間限定で、いただけるのは一人一枚かぎりとなっています。
京都五社めぐり
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京の都は四神相応の都といわれ、方角をつかさどる四神に相応しい地相になるように都市計画をされたという説があります。
京都五社めぐりは、東青龍の八坂神社、西白虎の松尾大社、南朱雀の白南宮、北玄武の加茂別雷神社に、中央の平安神宮を加えた、五つの神社を参拝する御朱印巡りです。
千年以上も京の都を守り続けている神様を巡拝すれば、強力なパワーがいただけそうですね。
八坂神社(京都)御朱印帳種類・サイズや価格
八坂紋結びの御朱印帳
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八坂神社の神紋をあらわした「八坂結び」と朱色の組み合わせが、シンプルなのに上品で可愛らしいですね。
八坂結びは祇園祭の鉾の飾り結びに使われている結び方です。
種類は赤と白と緑があり、緑は八坂結びと神紋と社名が金色、その他が銀色の箔押しで白の御朱印帳と表紙の並びが同じになっています。
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サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は2,000円です。
薄桃色花柄の御朱印帳
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薄い桃色に彩りどりの桜がちりばめられた明るい雰囲気の御朱印帳です。
サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は1,000円です。
桜の御朱印帳
落ち着いた桃色と枝に連なる桜の花の組み合わせが、昭和感を醸し出していていい雰囲気です。
サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は1,000円です。
八坂結び模様の御朱印帳
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八坂結び模様の御朱印帳(右)
八坂結び模様の御朱印帳は、小さく並べるとポップでカジュアルな印象です。
縦の帯がえんじ色でパステルカラーのカラフルな八坂結び模様が並ぶ色違いもあります。
こちらもサイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は1,000円です。
アイコンの御朱印帳
八坂神社の様々なものをモチーフにしてマスコットのように描かれた、ファンシーな御朱印帳です。
ひとつひとつ何が描かれているか考えるのも楽しそうです。
サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は1000円です。
祇園祭1500年記念の御朱印帳
描かれている祇園祭の様子は、木製だからこその味わいを感じられます。
1500年記念とは、他ではなかなかきけない、古都ならではの周年記念品です。
サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は3,000円です。
素戔嗚尊の御朱印帳
全国の素戔嗚尊が祀られている神社59社を巡る「素戔嗚尊を訪ねて-平成のおかげ参り-」の御朱印帳です。
元号は変わりましたが、変わらない信心でお参りしたいものです。
サイズは一般的な御朱印帳の大サイズ18cm×12cmで、初穂料は1,000円です。
八坂神社(京都)の見どころ
八坂神社の中にある摂社の美御前社には、身も心も美しくする「美容水」という神水が湧き出ています。
2・3滴をとってお肌につければ、御祭神である美人の誉れ高き宗像三女神のご利益で、心も体も美しく浄められることでしょう。
こちらは美のご利益のあるありがたい神様のお水なのですが、飲料水ではなく、温泉水のような美容効果のある水でもないので、お間違えの無いよう。
八坂神社(京都)のお守り
八坂神社でおすすめのお守り「美守」と「願掛けうさぎ」を紹介します!
八坂神社(京都)のお守り「美守」
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摂社の美御前社に祀られている美の神様のご利益にあやかった「美守」(うつくしまもり)です。
丸くて花柄をあしらったデザインも女性的ですね。
八坂神社(京都)願掛けうさぎ
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大国主社には、因幡の白兎の伝説のウサギにお願いごとが託せる「願掛けうさぎ」があります。
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可愛らしいウサギさんに名前をつけてあげたら、中に入っている「願い紙」にお願い事を書いて封をして、大国主命社に奉納すればOK。
素敵なご縁を繋いだ伝説のウサギさんなら、きっといい出会いに導いてくれますよ!
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八坂神社(京都)祇園祭ちまき「販売はいつ?」
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祇園祭ちまきは、笹の葉で作られた厄除けのお守りです。
毎年、「宵山」と呼ばれる祇園祭の前夜祭の期間(7月14~16日)に販売されます。
山鉾町の会所や山鉾付近で販売が行われ、現在は感染症対策の一環として通信販売での取り扱いもあるので、自宅にいながら祇園祭の雰囲気を少し味わうことができます。
買った後は玄関の軒下などに吊るして、古いちまきは八坂神社や山鉾町に納めます。
年によっては日程が異なる場合があるので、最新情報は八坂神社の公式サイトでご確認ください。
八坂神社周辺おすすめ御朱印巡り
知恩院
三門の有名な寺院で京都にある四天王のひとつ「知恩院」は、八坂神社と一緒に参拝する候補として外せません。
祇園周辺の寺院では一番見ごたえがあり、御朱印もたくさんあります。
さいごに
日本三大祭り「祇園祭」は、7月1日から31日までの一カ月をかけて行われる、京都の大イベントです。
特に見どころなのが宵山と巡行で、宵山では各山鉾町の町会所に展示されている山鉾などの宝物を見学し、巡行では京都のまちを山鉾が巡回する迫力あるシーンを鑑賞することができます。
山鉾の装飾は豪華絢爛で美しく、祇園祭の巡行は「動く美術館」と呼ばれているそうです。
また、一部の山鉾町では宵山に合わせて伝統行事が行われたり、露天商の夜店や屋台村が登場するなど、京都の町中が一斉に賑わっていくんです。
ユネスコの無形文化遺産に登録されているという祇園祭、一生に一度は見てみたいですね。
八坂神社の詳細 | |
住所 | 京都府京都市東山区祇園町北側625番地 |
電話番号 | 075-561-6155 |
公式HP | http://www.yasaka-jinja.or.jp/ |
公式SNS | |