今回ご紹介するのは東京都新宿区にある市ヶ谷亀岡八幡宮です。
室町時代後期の武将、太田道灌(おおたどうかん)が江戸城の守護神として鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を祀ったのが始まりです。
鎌倉の「鶴岡」に対して「亀岡」と称しました。
歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれている事でも有名です。
また、「ペットと一緒の初詣」や「ペットの七五三」など全国的にも数少ない「ペット」に特化した祈願をしていただける、ペットを連れての参拝ができる珍しい神社です。
そんな市谷亀岡八幡宮の御朱印を中心に紹介していきます。
市谷亀岡八幡宮のご利益
市谷亀岡八幡宮がなぜペット祈祷で有名になったかというと、生き物を愛おしむ「生類憐みの令」で有名な五代将軍綱吉公の実母の桂昌院がこちらの神社を熱く信仰されていたからだそうです。
ちなみに訪れるペットは、やはり犬が最も多いそうですが、犬の他にも、猫、兎、小鳥、亀、フェレット、ハムスター、イグアナ、山羊、ミミズクなども参拝に訪れるとか!
市ヶ谷亀岡八幡宮の境内には、「茶ノ木稲荷神社」「金刀比羅宮」「出世稲荷神社」が合祀されています。
それぞれのご利益をご紹介しましょう。
まず、市ヶ谷亀岡八幡宮のご利益は、江戸城の守護神を置こうという考えから作られたためか「国家安泰・平和成就」、「西方守護」だそうです。
ご利益のスケールがとても大きいですね(笑)
階段を20段上ったところにある茶ノ木稲荷神社は一千年以上前に「弘法大師」が建立したと言われています。
家内安全・商業繫昌・技芸上達・交通安全など幅広い御利益があると言われている上に、眼病平癒にもご利益があると言われており、サプリメント「ブルーベリーアイ」で有名な「わかさ生活」のホームページで紹介された事があるそうです!
さらに階段を上って行くと、途中に金刀比羅宮があります。
航海安全・産業円満・金運招来の御利益があるそうです。
航海安全?とちょっと不思議に思ったのですが、調べてみると、昔、市ヶ谷は四ツ谷まで続く水路の揚げ場として多くの船を行き来した場所だったため、海上守護の御神威が高かったとか。
右に見えるのが社務所です。
最後の出世稲荷は、社務所のすぐ横にあり、ご利益は立身出世 、商売繁昌、 資格取得と言われています。
また東京の出世稲荷には、他にも「愛宕神社」や「代々木八幡宮」があります。
合祀されている神社すべての御利益を見ると、境内全体がものすごいパワースポットと言えそうですね!
市谷亀岡八幡宮の御朱印受付時間や場所は?
御朱印、授与品は社務所にていただけます。
社務所は、鳥居をくぐってすぐ右、出世稲荷神社の横にあります。
御朱印の受付時間は、平日は13~16時、土日祝日は9時~16時です。
私は過去2回、平日に御朱印をいただきましたが、書き置きだったのもあり、どちらも待ち時間はかかりませんでした。
ただ、社務所の中は、人が1人入るといっぱいなスペースですので、扉から中を覗いて人がいれば外で待っていた方が良いと思います。
市谷亀岡八幡宮の御朱印
市ヶ谷亀岡八幡宮と茶ノ木稲荷神社の2種類の御朱印がいただけます。
右の八幡宮の御朱印の亀の文字は「龜」と言う難しいとても字が使われています。
恥ずかしながら、私はこちらの御朱印をいただいて、こんな漢字があるんだ!と初めて知りました(笑)
左の茶ノ木稲荷の御朱印には大きく弘法大師開山と書かれています。
どちらにもアマビエのスタンプが押されています。
初穂料は各500円です。
お正月限定の御朱印は、金色の紙でとてもゴージャスです!
こちらも右は八幡宮の御朱印、左は茶ノ木稲荷の御朱印です。
初穂料は各500円です。
市谷亀岡八幡宮の御朱印帳のデザイン・サイズや価格
市谷亀岡八幡宮のオリジナルの御朱印帳は、歌川広重の「名所江戸百景」に描かれた亀岡八幡宮が、ノスタルジックな色合いで再現されたデザインです。
サイズは小さいサイズ(11×16センチ)で、初穂料は1,800円です。
この他にも、汎用の御朱印帳があり、柄は、扇、桜、紫陽花、銀杏、楓などがあり、こちらは公式ホームページの「授与品のご案内」に写真が載っています。
こちらも小さいサイズで、初穂料は1,200円です。
市谷亀岡八幡宮のお守りやおみくじ
市ヶ谷亀岡八幡宮には、「猫おみくじ」、「犬おみくじ」があります。
社務所の入り口横にあるのですぐ見つかると思います。
パッと見ただけでかわいいわんちゃん猫ちゃんの絵が目についてとても気になりますよね!
おみくじの中身は、ペットから飼い主に向けてのメッセージもあるそうで、ペットの目線に立ったおもしろいおみくじですね!
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市ヶ谷亀岡八幡宮では、ひばの木製のペットの彫り札お守りをオーダーメイドで作っていただける「ペットの彫り札お守り」もとても人気です。
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飼い主、ペット名前を彫っていただき、祈願・入魂をしていただけるそうで、まさに世界に一つだけのお守りですね。
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サイズは大と小があり、根付ひもは13色から選べ、ストラップとして使用できます。
初穂料は、2,000円~3,000円。
公式ホームページのペットの「お守り、ご祈祷」にとても詳しい説明が載っています。
市ヶ谷亀岡八幡宮には多くのペット用のお守りがありますが、その中で私が気になっているのが、「バンダナお守り」です。
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大型犬、小型犬用と大小の 2種類のサイズがあり、バンダナの色も緑、黄色、青、赤の4色あります。
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バンダナをしているわんちゃん、ねこちゃんもとてもかっこよくて、勾玉の飾りも素敵です!
初穂料は大小どちらも1,500円です。
市谷亀岡八幡宮のアクセス&駐車場情報
市ヶ谷亀岡八幡宮は、駅から徒歩4分と駅近です。
最寄りの駅はJR中央本線、東京メトロ有楽町線、南北線、都営新宿線の市ヶ谷と、複数の路線を利用できるのでとても便利です。
東京メトロをご利用の際には、7番出口から出ると徒歩2分ほどです。
また無料の駐車場も6台分あります。
神社の入り口の階段に向かって左の坂を上がっていくと本殿のすぐ横の駐車場に着きます。
私が伺ったのは平日なのもあると思いますが、駐車場には余裕がありました。
ただ、6台分と数は少ないので、公共交通機関を利用されるか、車で伺う際には近くの有料パーキングの情報を調べていくのをおすすめします。
さいごに
都心にある市ヶ谷亀岡八幡宮ですが、歴史も古く、境内の中に入るととても静かで、都心の喧騒を忘れてしまいます。
境内には、江戸時代、祭礼などの余興の力くらべに使用されていたと伝わる力石があり、新宿区の有形民俗文化財に指定されています。
1番大きなものはなんと百貫目(375キロ)もあるそうです!
その他にも、お百度参りに使われていた百度石もあります。
歌川広重の絵に描かれていたり、お祭りで力石を使って力比べをしていた村人の姿や、お願いを叶えるためにお百度入りをしていた江戸の人々などを想像すると、江戸時代にタイムトリップした気分になれそうですね。
市ヶ谷には、飲食店はそこまで多くないのですが、市ヶ谷亀岡八幡宮から20分ほど歩けば江戸時代から花街として栄えていた神楽坂に行くことができます。
神楽坂は、今も風情のある石畳に趣のある料亭が軒を連ねるなど、沢山の人を惹きつけています。
大切なペットの健康をお願いしに市ヶ谷亀岡八幡宮へお参りに伺ったあとにぶらぶらお散歩がてら神楽坂でランチなど、週末にいかがでしょうか?
市ヶ谷亀岡八幡宮の詳細 | |
住所 | 東京都新宿区市谷八幡町15 |
電話番号 | 03-3260-1868 |
公式HP | https://www.ichigayahachiman.or.jp/ |
公式SNS | なし |